蓼科湖を見おろしながら八ヶ岳連峰に向かって少し登ると、大眺望絶景地の「もんがく平」はあります。ここから見渡せる八ヶ岳連峰の、北は蓼科山から南は編笠山まで、そして原村の田園風景の向こうに南アルプス連峰…、迫力の風景です。
何千年の昔の縄文人も、この景観に畏敬の念をいだき、この風に吹かれ、この陽を浴びて、私と同じに感動していたに違いありません。時空を超えて対話をしているようです。
素晴らしいこの要件を何としてもデザインに反映しなければなりません。2階を小さく載せた平屋が良いでしょう。蒼空と山岳風景をどの生活シーンとも一体化させたい。大きすぎず、環境を抱え込むような家としたいと思いました。