素朴なJR塩崎駅を北の丘陵地に登っていきます。今は甲斐市でひとくくりになりましたがかつては双葉町でした。山ノ神と地名のついたこのエリアはなだらかな南斜面です。オーナー姉妹は「いちじくの木」がある畑の一部に家を築くことに決めました。
周囲はハウスメーカーのマッチ箱が建ち並びます。そうなってしまうのを危惧しPDOに声を掛けてくださいました。
それぞれに第一線で仕事に励む姉妹とコーギーが暮らす家の計画。条件の一つは平屋。そして、コーギーが放し飼いにできる庭。
台風が近づく悪天候の中、敷地に佇み、そして、あるべき住まいの形が…目に浮かびました。