葉守神の家

葉守神の家

25.02.06

ダイニングキッチンスケッチ


オーナーから「ケヤキの一枚板をダイニングテーブルに使いたい」とご要望をいただきました。
以前購入してご自宅に保管しているものです。
時を経た味わいと美しい杢目が空間を演出してくれることでしょう。

お話を伺いながら中村がスケッチを起こしました。
キッチンと横並びにして造作家具に組み込むアイディアです。
ハイカウンターとダイニングテーブルを立体交差させることで一体感も増しています。
南北に視線が抜け、どの場所からも四季折々の景色が楽しめます。

メイン空間の見せ場がまた1つ増えました。

橋爪@PDO

25.01.21

スケッチ検討


建築はオーナーの要望と敷地の特性が融合して形作られていきます。
そのためどの建物もオーナーらしく、環境に馴染んだものになります。

高低測量の結果、敷地全体で6m程の落差がありました。
自然地形を活かしオーナーの暮らしを落とし込むことで、
この場でしか成立しない造形が見えてきます。

半地下のゴルフ練習場を違和感なく設けるためスキップフロアの提案です。
まずはスケッチ段階でご覧いただき、方向性を確認します。

消しゴムの跡から設計者の苦悩や体温までも伝わるようですが、
こういったプロセスも合わせてお見せするようにしています。

ご夫婦で検討いただき、改めて要望をいただきます。

橋爪@PDO

24.12.11

思考を巡らせる


オーナーは夫婦でゴルフを楽しんでいます。
冬の軽井沢はクローズ期間になるためゴルフシミュレーターを設置希望です。

設備の導入には天井高2.8m×奥行5m程のスペースが必要ですが、
敷地の傾斜を利用した半地下空間を設けるのが合理的です。
ゴルフバックの出し入れを考えると駐車スペースに隣接させるのが望ましい一方で、
エントランスに車が横付けできることも必須条件になります。
場所が離れ高低差もある2つのポイントを車路で繋ぐ検討をしました。

いくつものアイディアが生まれては消え、1つの結論へと導かれます。
地形の特徴も捉えやすいため検討のプロセスからご覧いただきました。

現時点での着地点を確認しつつ、計画の概要を共有します。

橋爪@PDO

24.11.06

葉守神(はもりのかみ)の家


東京から軽井沢へ移住の計画です。

オーナーは冬の寒さを心配され、PDOの建築実績でもあるコテージ「じいそぶがるてん(施設名はVilla Classi Karu)」に宿泊されました。
そこで真冬の5日間を快適に過ごすことができ、不安も解消されたようです。

敷地には立派なナラガシワが自生しています。
カシワの木は新しい芽が育つまで古い葉が落ちないことから子孫繁栄など縁起の良い木と言われています。

カシワの木に見守られ、木立に佇む住まいになりそうです。

橋爪@PDO