24.06.10
写真撮影
梅雨入りを前に樹木の植え込みや石積みといった外構整備まで終えることができました。
緑の合間から建物が伺え、エントランスまでの期待感が高まります。
地面には木漏れ日が溢れ、川瀬の音がそうそうとして聞こえます。
豊かな自然環境を実感しながらの写真撮影になりました。
橋爪@PDO
設計:橋爪賢一
24.06.10
梅雨入りを前に樹木の植え込みや石積みといった外構整備まで終えることができました。
緑の合間から建物が伺え、エントランスまでの期待感が高まります。
地面には木漏れ日が溢れ、川瀬の音がそうそうとして聞こえます。
豊かな自然環境を実感しながらの写真撮影になりました。
橋爪@PDO
24.04.13
春の芽吹きと共に桜の季節がやってきました。
LDKを北に向けた建物は広大な庭を楽しむポジションに建っています。
室内から見た景色は順光となり庭全体が明るく感じられます。
北向き住戸は寒いと言われますが、
直射日光が入らない分、サッシや断熱材の性能を高めて快適性を確保しています。
何よりこの景色を楽しむために、
敷地の魅力を引き出すための工夫です。
橋爪@PDO
24.02.21
雨上がり、季節外れの春の陽気の中、無事にお引き渡しの日を迎えることができました。
各種取り扱い説明を済ませ、薪ストーブ(ヨツールのF373)の火入れ式を行いました。
車で言う慣らし運転のような意味合いもあり、いきなり高温までは焚き上げず、徐々に温度を上げていくことで、急な熱膨張によるストーブの破損を防ぐことができます。
細田@PDO
24.02.07
クリーニングが終わり引き渡し間近となりました。
建築には木や石、壁紙など様々な素材が使われますが、
空間にテーマを持たせることでまとまった印象になります。
マテリアルの検討はインテリアパースで行います。
どこにどんな素材を使うのか、視線をどこへ導きたいかなど、
空間理解を深めながらの作業になります。
置き家具も大きな要素です。照明による演出効果もあります。
様々な要素を1つの空間に落とし込むには、
オーナーとテーマを共有していくことが大切になります。
橋爪@PDO
24.02.02
キッチンの天板にフィオレストーンが入りました。
ウォールナットとの相性も良く空間に良く馴染んでいます。
シンクから続くカウンタースペースは家族や友人で料理を楽しんだり、
ハイスツールを置いてバーカウンターとして使うにも最適です。
フルオープンサッシを開放するとダイニングとウッドデッキが繋がります。
目の前の自然をダイナミックに感じながら、ゆっくりと過ごすことの出来る場となりました。
橋爪@PDO
24.01.09
ソファやダイニングテーブルといった大型家具はインテリアの印象に大きく影響します。
今回、ソファは既製品を購入せず造作することになりました。
一番のメリットは空間を余すことなく使え、周囲と馴染み一体感が出せることです。
座り心地も好みに合わせて調整可能です。
座面や背もたれの形を検討し、張地の色や素材感、ウレタンの硬さを選びます。
幅2.6m×長さ2.2m、足も伸ばせるカウチソファが完成しました。
橋爪@PDO
23.12.22
別荘の楽しみの1つがデッキスペースで過ごす時間です。
朝食に始まり長い夜の語らいまで、心身からリラックスできる場になることでしょう。
ここではコンクリート製のアウトドアキッチンを設けました。
簡易的な流しと作業スペースがあり、
左右にランタンポールを差し込む小穴も開いています。
オブジェの様なボリューム感がありながら実用的なキッチンです。
橋爪@PDO
23.12.13
道路から建物までの経路はあえて距離を取っています。
木々の間を抜けてカーポートに着くまでの間、期待感が高まっていきます。
カーポートの先の景色に目を奪われながら、
さらに奥にはゲスト用の駐車スペースが広がります。
視線をコントロールし非日常を演出したいというオーナーの要望が形になりました。
橋爪@PDO
23.11.23
長らく吹き抜けを塞いでいた足場が外されました。
LDKが一気に開放的になり、それぞれの窓からから北庭の景色を望めます。
壁のタイルや照明効果によってさらに印象は変わるでしょう。
階段は踏板以外アイアンにすることでシャープな印象になりました。
奥のサンルームやデッキスペースへと視線が抜けていきます。
その他造作家具も製作中です。
年内の完成に向けて順次仕上がっています。
橋爪@PDO
23.11.01
木工事が終盤に差し掛かる現場にご夫妻にお越しいただきました。
時々足を運んで草刈りをしていただいているので庭は清々としています。ぐるっと建物周りを周り、来春の造園計画に思いを巡らせています。
内部では和室などのアクセントクロスの打ち合わせを行いました。
次回打ち合わせでは足場も外されて楽しみにしている全容が見えてくることでしょう。
細田@PDO
23.10.10
現場は大工工事が進んでいます。
LDKの天井板と軒天井(屋根の裏面)の板張りが窓ガラスを介して繋がりました。
室内外同じウォールナット色に塗装をし、シンプルに外へと視線を導きます。
(写真は吹き抜けに足場を組んでいるため天井が低く見えています)
キツツキ対策として板を張る前に軒先部分に鉄板を仕込んであります。
もし被害に遭っても大きな穴は開けられないので最小限の補修で済みます。
不在の多い別荘利用では特に必要な対策です。
橋爪@PDO
23.10.03
床暖房の蓄熱層となるモルタルが打設されました。熱容量が大きな材料を使うことにより、熱を貯めて部屋の温度が下がってくる夕方以降に効果的に熱を放出するというような役割をしてくれます。
細田@PDO
23.09.07
建物にとって湿気(結露)は大敵です。
特に壁の中や天井裏など目に見えない部分の結露は木材を腐らせたりカビの原因にもなり、
家の耐久性や性能を低下させることにも繋がります。
重要なのは室内の湿った空気を壁の中に入れないことです。
断熱工事の後、防湿気密シートを張ることで結露対策となります。
橋爪@PDO
23.08.21
電気配線と断熱工事の間、室内の木工事をお休みしていましたが、
お盆明けから大工が戻っています。
断熱材が入る前と後ではやはり温熱環境が違います。
木部の塗装色も決まり、1枚1枚塗装してから張っていきます。
橋爪@PDO
23.07.26
木工事が進み、リビングのコーナーサッシにガラスが入りました。
太陽の光を受けて、桜の木が力強く枝を広げています。
この季節は日中の日差しが強くなりますが、
北側の窓からは一日を通して安定した反射光が入ります。
吹き抜けの開放感を実感するのはしばらく先になりますが、
図面やパースを通してイメージはできています。
今後、徐々にイメージと現実が近づいていきます。
橋爪@PDO
23.07.16
リビングのアクセントウォールはLDKの見せ場であるとともに、
オーナーにとって最大の悩みでもありました。
石、タイル、左官など数種類サンプルを取り寄せ、
ご自宅でしばらく眺めていただきましたが直感的に響くものがありませんでした。
上棟したばかりの現場で改めてサンプルを並べて検討再開。
徐々に空間イメージが高まってきた中、
ふと他の場所で提案しようと準備していた自然石にオーナーの目が止まりました。
「これがいい!」
即決でした。
1つ決まると他の素材も関連付けて決まっていきます。
オーナーらしいマテリアルが揃いました。
橋爪@PDO
23.07.12
梅雨時期にスタートした木工事ですが、
無事上棟を乗り切り、屋根と外壁の防水まで取ることが出来ました。
今後は天候の影響を受けずに作業を進められます。
サッシも付いたところで第三者機関による防水・構造金物検査を受けました。
防水のためのシートや構造金物にはそれぞれ決まった施工方法があります。
客観的な目で問題がないかチェックを受けます。
ひと通り現場を見て回り、無事合格をいただきました!
次は電気配線と断熱工事になります。
橋爪@PDO
23.06.27
梅雨の合間をぬって先週末に上棟しました。
現場では垂木掛け、野地合板張りを行い、屋根をまとめています。
細田@PDO
23.06.16
基礎工事が完了した現場にご夫妻にお越しいただきました。
敷地から大量に産出した石を段差のあるところに並べていきます。
かなり大きい石もあり、大型のユンボーでの作業です。
大型重機を器用に扱い、夕方には予定していた作業をすべて終えました。
来週にはいよいよ建て方がはじまります。
細田@PDO
23.05.19
敷地のすぐお隣りはキャンプ場です。
土地が広いので距離は離れていますがハイシーズンになると県外ナンバーの車で賑やかになります。
樹木の葉が生い茂り、改めてこの緑豊かな環境に魅了されます。
来月の上棟に期待が高まります!
橋爪@PDO
23.05.09
基礎工事が始まるとともに木材の加工準備をスタートします。
来月の上棟に向けてプレカット打合せを行いました。
平面的に凹凸のあるプランのため図面はかえって難解です。
立体的な確認が必要なところは外観模型を見ながら打合せしました。
図面承認後、加工スタートです!
橋爪@PDO
23.04.20
石との格闘も終わり、現場では鉄筋を組んでいます。
今年の八ヶ岳は春の訪れも早く、周辺では芽吹きが始まり、新緑がとてもきれいです。
この後、鉄筋が組み上がると配筋検査を受けて、ベースコンクリートの打設へと進めて行きます。
細田@PDO
23.04.07
「石しか出てきません!」
基礎屋からの電話は大げさではありませんでした。
地表に見えていたのは氷山の一角で、地面からゴロゴロと姿を現しました。
予想はしていたものの、その迫力に圧倒されます。
今回は通常よりも大型の重機を手配しました。
3日間の格闘の末、何とか予定していた掘削を終えることができました。
整地された地面を見るとまるで苦労がなかったように清々しています。
この後、基礎の鉄筋を組んでいきます。
橋爪@PDO
23.03.29
桜の見頃と地鎮祭のタイミングが見事に重なりました。
川のせせらぎやウグイスの声が聞こえ、
神主の心地良い祝詞が森の中に響き渡ります。
この日は一粒万倍日で何かを始めるのに良いとされる日です。
わずかな行動が万倍にもなって返ってくるとも言われます。
厳かな雰囲気の中、思い出深い地鎮祭になりました。
橋爪@PDO
23.01.25
シンボル的存在である大きな桜の木。
リビングから楽しめるように吹き抜けと高窓を計画しました。
「北庭の家」の所以はこの景色にありますが、
メインの窓が北向きになるためサッシの高断熱化は必須です。
温かさや冷えの原因には多くの要因があります。
地域差、方位、日当たり、内部空間の大小など様々です。
過去の経験や肌感覚もフル活用しながら最良の断熱仕様を検討します。
橋爪@PDO
22.11.13
家づくりのプロセスは様々です。敷地の特性がそれぞれにあり、建主の個性も違います。
北庭の家ではキャンプ場に隣接しているという環境、着工まで時間があるということもあり、大きな方針が決まった後に敷地の整備に入りました。
とても広い敷地ですが笹が繁茂しており、人の侵入を拒むような土地でした。
ゾーニング計画に基づき、まずは重機を入れて天地返しを行い、笹の撤去。ボコボコしていた敷地は一部を削り平に均して、枯れた木の剪定や片付けをして整えました。(2022.9.14.記事)
広々と明るい敷地になり、庭の活かし方やキャンプ場からの目隠しなどもよりリアルにイメージができるようになりました。
第2弾ではポットの苗の植え込み、目隠し用の樹木の植栽を予定しています。
細田@PDO
22.05.13
オーナーと敷地を歩き、桜を眺めるポイントが決まりました。
設計のセオリーでは建物は北側に寄せて南の陽を取り込みますが、
今回は桜との距離やキャンプ場との関係からその型がはまりません。
庭は北側に望むことになります。
北側の庭と聞くと暗いイメージがありますが、それは建物の影になるからです。
今回は十分な引きが取れるので明るい庭を楽しむことが出来ます。
一方で問題となるのは室内の採光です。
北窓は直射日光が入らないので明るさが不足するでしょう。
ハイサイドライトや天窓を取り入れながら、間取りの検討を進めます。
橋爪@PDO
22.04.29
山梨県には日本三大桜の一つ「山高神代桜」があります。
推定樹齢2000年とも言われる日本最古のエドヒガンザクラです。
今回、オーナーが求めた敷地にも一際輝きを放つ桜が自生していました。
9本の幹が寄り添うようにして見事な樹形を成しています。
この桜をどこから楽しむか、4000㎡もある敷地をオーナーと歩きながら理想的な場所を探しました。
枝ぶりで直径20mはあるので近すぎても全体が見えません。
また、隣地がキャンプ場なので視線の交錯は避けたいところです。
いつもに増して俯瞰して考える必要がありそうです。
橋爪@PDO