21.12.27
ふうろの家
八ヶ岳南麓の小荒間には南北筋の水路があり、古くからその周辺は農地として整備されて来たようです。
さらに古くはクルミやニレなど水生樹木におおわれていたのだと思います。
この南北筋は冬風の通り道ともなっています。
ここでの建築は、その風に対峙するような形態でなく、受け流すようにすると良いでしょう。
現代の進んだ建築工法はそうした地域なりの建築対処をおろそかに考えがちです。
人の、技術の驕りかもしれません。
風路の家です。
中村PDO