23.04.24
塗装工事 ーチョコレートブラウンー
サンプルでお決めいただいた内部木部(天井羽目板除く)の塗装色。
造作家具も搬入されてチョコレートブラウンで塗装工事が始まっています。
細田@PDO
設計:中村大補
23.04.24
サンプルでお決めいただいた内部木部(天井羽目板除く)の塗装色。
造作家具も搬入されてチョコレートブラウンで塗装工事が始まっています。
細田@PDO
23.04.14
足場がばらされて建物の全容が見えるようになりました。
屋根と外壁のガルバリウム鋼板はダークブラウン色で、少し優しい感じの色目です。夏の完成後、ご家族で時間をかけて庭づくりを進めていきます。樹々の緑にもとても馴染む色合いです。
細田@PDO
23.03.30
ふうろの家の片流れ屋根は2.5寸勾配。
北西風の強いエリアでもあるので防水性の高い縦ハゼ葺きを採用しています。
軒に対して垂直にガルバリウム鋼板を張るため屋根に打ちつけた雨水が軒先までスムーズに流れていきます。意匠的にも空への伸びやかさが感じられる葺き方です。
細田@PDO
23.03.18
木工事終盤の現場に建主夫妻にお越しいただきました。
壁の珪藻土と木部塗装サンプルをご用意して現場で打ち合わせです。木部は赤松、欧州赤松、タモといくつかの樹種があり、木目の出方や色目が若干異なりますが、経年で馴染んできます。
梁や窓枠など木部の塗装は濃いめのチョコレートブラウン、天井の羽目板はホワイト染色で軽やかに見せることで決定しました。
細田@PDO
23.03.04
木工事が進む現場では空間のイメージがだいぶできるようになってきました。
敷地の傾斜を生かしたスキップフロアの「ふうろの家」。
いくつかの床レベルがあることで見える景色にも変化が生まれます。
人の動線と空気の流れがあり、居場所があちこちに生まれる楽しい家になりそうです。
細田@PDO
23.01.19
現場では木工事が順調に進んでいます。蓄熱式床暖房のモルタル(蓄熱層)の充填、ベーパーバリア(壁内への湿気の流入を防ぐ)、天井の羽目板の施工が終わりました。
山岳眺望を重視し、ふうろの家ではLDKが2階にあります。片流れの屋根形状、ハイサイドライトからの光が部屋の奥まで入り込んでいます。明るい気持ちの良い空間になることでしょう。
細田@PDO
22.11.22
上棟した現場に建主家族にお越しいただきました。
お神酒、塩、洗い米を用意して工事の安全とこの地でのご家族の発展を祈願しました。
諏訪の大工さんが入っており、子・孫と一緒に3代で手際よく作業を進めています。
細田@PDO
22.11.12
穏やかな秋晴れの下、無事に上棟しました。
富士山と八ヶ岳、南アルプスを望める贅沢なロケーションです。
ここは風の通り道。八ヶ岳からの風をまともに受けないよう南に開く片流れ屋根のデザインです。
細田@PDO
22.10.17
八ヶ岳の南麓、南傾斜の土地です。セオリー通り、敷地の高いポジションに建物を配置しています。段基礎で技術力が求められる基礎です。
養生期間をおき、型枠をばらし埋め戻しを行いました。
南側から見ると基礎が聳え立っているように感じますが、北側に回れば納得の基礎形状です。
細田@PDO
22.09.29
行政への届出を済ませて基礎工事がはじまっています。
敷地の傾斜を活かして4つのフロアレベルのある難易度の高い基礎です。
11月上旬の建て方に向けて工事を進めていきます。
細田@PDO
22.05.07
PDOセオリー
敷地の中で出来る限り標高の高い部分に建築するのは
セオリーと言えるでしょう。
デザイナーのご夫妻は図面を読むことが大好きです。
その分、好きも嫌いもとてもはっきりとしています。
変則傾斜に沿って4つのフロアーがスキップしていく
難しいですが独特の建築計画となりました。
中村@PDO
22.01.08
この敷地は風の通り道ではありますが、
何といっても富士山から南アルプスが臨める絶景地です。
最近、オーナーとプランの合意に至りつつあります。
ここまでたどり着くのにずいぶん時間がかかってしまいました。
どうして?
まず、敷地形状と地盤面の変則傾斜です。
水路に面して一部は埋めたてて水平にならしたところと、
農地に不適な巨石が埋まっている急傾斜面。
家は地盤強度が安定した傾斜面に立てなければなりません。
接している道路は交通量が多いです。
小さなお子さんを含む家族は永住で、
服飾工房を併せ持ちます。
「百折不撓」とは・・・・・。
百度心が折れてもくじけない強い心を持ちましょう、
という韮崎高校の校歌にも謳われているありがたい精神。
苦難の末、やっとたどり着いた
オーナーもわたしも腑に落ちたプランなのでした。
中村@PDO
21.12.27
八ヶ岳南麓の小荒間には南北筋の水路があり、古くからその周辺は農地として整備されて来たようです。
さらに古くはクルミやニレなど水生樹木におおわれていたのだと思います。
この南北筋は冬風の通り道ともなっています。
ここでの建築は、その風に対峙するような形態でなく、受け流すようにすると良いでしょう。
現代の進んだ建築工法はそうした地域なりの建築対処をおろそかに考えがちです。
人の、技術の驕りかもしれません。
風路の家です。
中村PDO