番台のある家

番台のある家

設計:中村大補+橋爪賢一

21.05.01

薪ストーブ火入れ式 ー祝・竣工ー



GW前に竣工し火入れ式を行っています。
八ヶ岳南麓、標高1,000メートルくらいですとGW期間中も夜は暖をとりたくなる時があります。薪も配達してもらい準備万端です。


せせらぎのある庭はこれから時間をかけてつくっていきます。低木類や野草たち、これからの楽しみです。
細田@PDO

21.03.13

クロス張り ー仕上げ工事はじまるー



下地のパテ処理が終わりクロス張りを進めています。
この後タイル張り工事、仕上げ工事も佳境に入っていきます。
完成までもう一息。

細田@PDO

21.02.04

ロールスクリーン打ち合わせ



木工事も終版に差し掛かり、現場でロールスクリーンの打ち合せです。自然の中にある住宅ですので都内とはスクリーンの役割も少し異なってきます。

夜になったらスクリーンを下ろしたり、留守中の防犯(外から室内が覗けないように)のために使用することが多いのです。クロスが白やアイボリー系ですので茶系の少し色のついた暖かみのあるシンプルなものをお勧めしています。

現場でイメージでピンとくるものを数種類選び、大きなサンプルを取り寄せて決めていただきます。

細田@PDO

20.11.19

木工事すすむ



穏やかな天候の下、木工事を進めています。サッシも取り付けられすっかり家らしくなりました。



2Fのボリュームも抑えられたフォルム、環境に馴染む佇まいです。北側の家から見ると平屋のようです。周りの自然環境と近隣関係への心遣い、これもパッシヴデザインです。

細田@PDO

20.10.08

上棟打ち合わせ ―初めての空間体験―



建て方を終え、現場が落ち着いたところでオーナーにお越しいただきました。

設計段階では図面や模型、パースなどで検討を進めてきましたが、
実際の空間に身を置くのはこの日が初めてです。

部屋の広さの感覚は個人差もありますが、
お住まいのマンションとの違いを実感いただけました。
大きな窓から視線が抜け、空間の連続性もあるので実面積以上に広く感じます。
ダイニングと繋がるデッキスペースもまた一部屋です。

PDOでは上棟のタイミングで仕様の最終打合せを行います。
外壁の板や塗り壁は実際に建物を見ながら検討し、
ご夫婦の好みも伺いながら納得のいく色に決まりました。

橋爪@PDO

20.09.29

番台の家上棟!

担当棟梁の堀大工のもと応援に駆けつけてくれた大工衆は、
さすがに息があっています。
今朝から始めた建て方ですが、午後には
めでたく上棟! しました。

引き続き垂木がけまで進んでいます。
順調ですね!

中村@PDO

20.09.14

日本のトイレ ―ショールーム見学―


日本のトイレは機能的で世界一清潔と言われています。
最新の機種は使う度に除菌水が出て黒ずみのもとを除菌したり、
掃除がしやすいように便器内に死角のない縁形状になっています。
常にマイナーチェンジ、フルモデルチェンジを繰り返しながら進化しているのが分かります。

デザインバリエーションも豊富なので、
2台設置するトイレは目的に合わせて別の機種をセレクトしました。

橋爪@PDO

20.09.07

プレカット打合せ -軸組みパース-


柱や梁などの構造材はプレカット工場で加工されます。
継手(つぎて)や仕口(しぐち)といった木材どうしの取り合い部は特に
寸分の狂いもなく見事な精度です。

基礎工事から木工事へとスムーズにバトンタッチできるよう、
構造材の加工を進めています。

橋爪@PDO

20.08.10

基礎工事 ー配筋組みー



長雨に難儀しましたがやっと梅雨も明け基礎工事を進めています。地盤は良好で布基礎という逆T字型の形状になります。捨てコンクリートを打った後、ベースと立ち上がり部の配筋組みをしています。
お盆明けには住宅評価機構の配筋検査を受けてベースコンクリートの打設へと進めていきます。

細田@PDO

20.07.14

野草の避難

サクラソウ、ザゼンソウ、ツルニンジン、ヒトリシズカ、ウバユリ・・・・
「番台の家」も希少野草の宝庫です。
基礎工事で壊滅させてしまうことは避けたいと思います。

「ほら、人参あるでしょ、これジイソブ」

梅雨の合間を縫って金澤愛が掘り起こし、
敷地内の工事支障のないところに避難させます。

すべてはとても無理ですが、
やれるだけやります。

中村@PDO

20.06.19

地縄確認 ー野草の森でー



ご夫妻にお越しいただき敷地で地縄の確認です。合わせて工事見積もりのご提示。少し調整が必要ですが工事契約、着工に向けて動き始めます。

敷地の端には小川が流れ湿潤な環境を好む貴重な野草たちが群生しています。基礎工事が始まる前に敷地内に移植したりポット苗で避難させ完成後の造園で使うなど土地が本来持っているものを引き出していくデザインです。

細田@PDO

20.04.27

インテリアパース ―カバードデッキとサンデッキ―


屋根のかかったカバードデッキは全天候型の快適空間です。
アウトドアファニチャーを置いて食事をしたり、ハンモックを下げてゆっくり読書など、
オーナーが楽しみにされている場のひとつです。

それとは性質の異なる、屋根のないサンデッキを設けてはどうか。
カバードデッキを延長させてリビングに南面させるアイディアです。




パースで確認するとリビングからの眺めが大きく変わりました。
デッキが部屋の延長のように感じられます。
太陽の光をふんだんに取り入れ、リビングと共に明るいスペースとなりそうです。

橋爪@PDO

20.03.25

特等席をつくる ―プレゼンテーション―


敷地は申し分ない日当たりと広い庭、渓流の流れが楽しめます。
これらを全て取り込むように建物を北側に寄せ、LDKや寝室、浴室まで南面させたご提案です。
デッキに屋根を設けて全天候で外に出られ、そのまま庭へとつながるプランになっています。

大きな特徴としてこの家には特等席が2つあります。
1つはリビング。ダイニングキッチンよりも床の下がった包まれるような空間です。
そしてもう1つは書斎スペース。リビングの背後に位置するものの視線の高さを変えることでどちらからも外の景色や薪ストーブの炎を眺めることができます。

造園計画もこの段階でイメージを共有していきます。
目線の高さで愛でる樹を植えたり水辺で野草を育てるなど、
この敷地ならではのアイディアを盛り込んでいきます。

橋爪@PDO

20.03.13

番台のある家 


軽井沢での土地探しから始めました。いったいいくつ候補に挙がっては消え・・・を繰り返したことか。はたと、八ヶ岳へと発想の転換をしたとたんに、土地は決まりました。

やはりこれも縁なのだと思います。ですから、「決して買ってはいけない土地」でない限りは私たちは客観的な所感を述べるだけにとどめます。

土地の東側境界に沿って湧水の流れがあります。子育てがすんでゆっくりと仕事に集中できる書斎は、家中が一望出来てなおかつ、きれいな自然風景を見渡す、そんな番台のような場所をデザインできるとよいな、そう思いました。

中村@PDO