21.10.27
竣工 ―和のアクセント―
予定していた工事が終わり、冬を迎える前にお引き渡しです。
街並みに溶け込んだ外観は威圧感がなく程良いスケール感です。
室内は素材を吟味しながらシンプルにまとめました。
藍色の鉄柱やタイルが差し色になっています。
縦格子や障子、襖といった和の要素も組み込みました。
キッチンから2階を見上げた先に和室(ゲストルーム)があります。
襖紙はオーナーが自宅でも愛用している江戸からかみを採用しました。
今回のためにデザインを選び、職人の手仕事によって仕上げられています。
家は住み始めて気が付くことがたくさんあります。
同じ空間でも季節や天気の違い、照明などによってたくさんの表情が生まれます。
予期せぬ角度から光が差し込んだ時には神秘的なものさえ感じます。
そんな発見も暮らしの楽しみの1つになれば幸いです。
橋爪@PDO