20.12.23
仕上げ工事 ー完成までもうすぐー
床の養生も剥がされて仕上げ工事も最終盤にかかっています。遠方で小さなお子様もいらっしゃるオーナーは現場に来られる回数も限られています。
現場からの工事報告の写真をご家族で楽しみにしてくれています。
クリスマスには間に合いませんでしたが、心を込めて仕上げ工事のまとめをしています。
細田@PDO
設計:中村大補+橋爪賢一
20.12.23
床の養生も剥がされて仕上げ工事も最終盤にかかっています。遠方で小さなお子様もいらっしゃるオーナーは現場に来られる回数も限られています。
現場からの工事報告の写真をご家族で楽しみにしてくれています。
クリスマスには間に合いませんでしたが、心を込めて仕上げ工事のまとめをしています。
細田@PDO
20.11.04
この瞬間はいつも緊張します。
自身の設計を自身が評価します。
おそらくこの世で一番厳しい人です。
合格です。
実のことを言いますと、工程中なんども「これでよかったの?」
と揺れ動きます。
建て主にはもちろんたずさわる職人だれにも
そんな心持ちは内緒です。
自分が自信を持てない仕事は誰にも提供しません。
中村@PDO
20.09.27
大工造作工事も後半となって参りました。
建築現場をオーナーご一家が訪ねてくださいました。
すっかり仕上がり空間がイメージしやすくなりました。
いよいよ近づく新生活にわくわくしてくることでしょう。
造園や外構整備のデザイン提案をするのはこのタイミングです。
かつて畑だったこの敷地には樹木はありませんし、
起伏のない平坦地です。
広いはずの敷地も遮るものがなければとても狭く錯覚してしまいます。
建築とは空間づくりのことです。
また、造園も同様です。
環境との連続性を意識し、
5年後10年後30年後の植物の成長を見越してデザインをします。
そんな提案の、今日は第一歩目となりました。
中村@PDO
20.08.25
永住ということもあり暖房は蓄熱式の床暖房を採用しています。熱源はキッチンがガスコンロということもありガスボイラーになります。
運用方法としては朝夕1〜2時間程度の運転でモルタルの蓄熱層や建物に熱を蓄えていきベースとなる室内の温熱環境をつくります。
床の仕上げ材はフローリングやタイルを使うことができます。冬でも素足でほのかに暖かい。頭寒足熱の心地よい暖房方式です。
細田@PDO
20.08.06
梅雨も明け外まわりの工事も進んでいます。ガルバリウム鋼板の屋根葺き工事も完了。外壁は透湿防水シートですっぽり包まれて下地組みの作業を行なっています。
外壁仕上げ材は杉板、ジョリパット(塗り壁)、ガルバリウム鋼板の3種類。
軒の出のないデザイン部は機能性を重視してガルバリウム鋼板張りにするなど意匠性と機能性の両方の観点から使い分けていきます。
細田@PDO
20.07.07
現場は日々着実に進み、
保証機構の木構造&防水チェックを受けるタイミングとなりました。
櫻田棟梁とともに検査を受けました。
事前の社内検査では完璧とはいえ、
いつもながら緊張いたします。
結果は指摘箇所無しで検査終了です。
雨の日が続くので、引き続き天候みながら外部と内部の工事を進めていきます。
PDO清水
20.05.19
南側の庭から見た建物のフォルム。周囲に連なる山の稜線のようにも見えます。
現場では屋根の野地合板張りを終え天候を見ながら外回りの外壁合板を張り進めています。外気に接する母屋には着色が施されています。
屋根の防水工事が完了後、梁と柱などを緊結する金物が設置されたところで住宅保証機構による2回目の検査が行われます。
細田@PDO
20.04.28
櫻田大工率いる5人の大工衆。青空のもと息のあったチームワークで建て方初日に無事に上棟しました。
アプローチの道路側から見ると手前が低く模型通りのフォルムです。
この後タルキ掛け、屋根の野地合板張りへと進めていきます。
細田@PDO
20.04.08
立ち上がりコンクリートの打設を先週行い、養生期間を経て型枠が外されました。天候も安定しており基礎工事は順調に進んでいます。この後埋め戻しを行い、防湿コンクリート・土間コンクリートの打設と、基礎工事完了までもう少しです。
細田@PDO
20.03.29
「ヘルメット姿の中村さんキュート!」
なんていじられてしまいましたが、
誰が検査をしているか明確に記録を残さなければいけない、
というお上からの指導によります。
決してヘルメット姿を誇示しているわけではありません。
さて、春の陽気におされて順調に工程は進みます。
すべての配筋が予定通り組みあがりました。
まずは私が検査、つづいて保証機構平塚検査官の検査です。
私の設計した基礎をもう20年近くも前からお願いしている
長田さんはきっちりとした仕事をしてくれています。
中村@PDO
20.03.15
もともとこの一帯は縄文人が切り拓いたところです。
そこを古くから畑にしていたようです。
地盤調査によると表土をどければ
いきなり地耐力ありありの優秀地盤です。
「土器出るかもね」と長田さん。
近くから縄文のビーナスも出土しています。
「出たらまずは私に連絡してね」
残念ながら出ませんでしたが
みっちりとしたローム層は見ほれるほどです。
一通り根伐を終えた光景はさながら発掘現場のようです。
中村@PDO
20.03.09
今年の冬は暖冬でした。
いつもなら3月下旬からが基礎工事開始の目安ですが、
今年の地面は全く凍りついていません!
確認申請ももう数日で下りるでしょう。
着工です!
今日はちびっ子たちも参加してちょっとした儀式です。
地元の酒「真澄」でお清め。
ここで最後のポイント。
心を込めて無事の完成を祈願してくださいね。
中村@PDO
20.02.03
日本の自然信仰では海原にチョンと突き出た岩がその対象になっていたりします。
それは見えているほんの一部は海で見えていない巨大な磐をあらわす、
という独特の概念によるものです。
大船観音の巨体は丘から胸から上だけが表出されていますが、
像自体は脚の先まで地中深く埋まっているという、
同様な信仰概念を読み取りことができて興味深いです・・・・。
などと考えながらも、
最初にご自宅にお邪魔して打合せの際に出していただいた大船観音最中、
うっかりその場で食してしまいました。
これは貴重なブログネタでした。
私としたことがとんだミスです・・・などと嘆いていましたら、
再訪の折にありがたいことにまたご用意いただいておりました。
今度はうっかりがないように2重包装なのでした。
さて、訪問の目的は観音最中ではありません。
基本設計が一通りまとまり21工種の見積もり集計を携えての打合せです。
無駄なく圧縮した見積もりですがコスト枠オーバーしています。
集中力をこめて検討のポイントです。
中村@PDO
19.12.05
おおよそ間取りレベルで合意出来たところで
立体的な空間イメージを共有していきます。
モダンで洗練されたデザインを好むオーナーに対して丸太梁のご提案です。
民芸調になってしまうのでは?との懸念がありますが、それは見せ方次第。
丸太梁の生命感とモダンな家具との対比がより深みある空間を生み出します。
オフィススペースの出窓は「住宅っぽい」ことから連続した高窓に変更。
各部屋の天井高や仕上げ材のイメージ、空間のつながりなど、
ここで気が付いたことをプランに反映していきます。
橋爪@PDO
19.11.30
PDOの仕事では珍しく平坦地です。
かつて傾斜していたと思われる部分をけずって均したようです。
事前に言ってもらえば、
「それは不要なことです」と言ってさしあげました。
外観模型の製作は今回若手の清水君が担当。
学生時代模型屋でバイトをしていただけあって
手際よく仕上げましたね。オーナーからはいくつか改良の要望をいただきました。
要望を引き出すことが目的の一つです。
中村@PDO
19.11.15
100分の1縮尺で考えていたデザインも、
50分の1で作図していくと不思議なことに細部が見えてきます。
いわゆるディーテルというやつです。
この地道な工程を経ないでいきなりCAD図なんかに入って行ってしまうと、
大味でふやけた建築となってしまいます。
初期に提案させていただいた内容に固執せず改良をしていきます。
今回はずいぶん時間がかかってしまいました。
ここでオーナーに図面をご覧に入れます。
「しっくりこないところありますか?」
中村@PDO
19.10.04
東は八ヶ岳、西は森に切り取られた三角形の空、、、
敷地で感じた気持ちの良い抜けを計画にどう取り込むか。
家の骨格となる部分です。
まず考えたプランはL字形でした。
エントランスホールを境にオフィスとプライベートゾーンを分けながらも、
視線や風は東西に抜け、緩やかなつながりを感じられる計画です。
南側にせり出したLDKはスキップフロアになっています。
浮遊感のあるリビングから庭を眺め、
その下に半地下空間の落ち着いたゲストルームがあります。
敷地は平坦なため、住居スペースは別の方向性も考えられそうです。
L字形に対してI字形のプランです。
東西の抜けやオフィスまわりのゾーニングはそのままに、
リビングの床を下げ、そのまま庭に続いていくイメージです。
回遊性があるので子供たちが走り回る姿を想像できます。
2階の寝室からは八ヶ岳のパノラマビューを望めます。
どちらの案もとても豊かな空間ではありますが、
オーナーはよりプランに発展性のあるI案を選ばれました。
今後の基本設計のベースとなります。
橋爪@PDO
19.09.26
ちょうどリゾートエリアと里地エリアの境界線のあたりに位置します。敷地真ん中に立ったとき、東の八ヶ岳稜線に刻まれた空へ向けて、西の森が▽に抜けて里が見通せる空へ向けて、2方向への強い東西軸線を感じました。面白い敷地だと思いました。
ふるさとの瀬戸内の町から神奈川へ、そして高原への移住。オーナーの原風景にあるのは「そら」なのかもしれません。
ホームオフィスをもつ、小さな子供たちを育む家の計画です。
中村@PDO