18.05.24
かわせみの家撮影―五月晴れ?―
爽やかな、と言いたいところですが夏のような暑さです。
雲一つない晴れ。
一応まだ五月晴れと呼んでよいのでしょうか?
冬に完成していたのですが新緑を待っての撮影となりました。
「かわせみの家」と名付けたのはすぐ近くに清い用水があるから。
でも、かわせみは現れませんでした。
そのかわりカワラヒワが寄ってくれましたね。
この時期には珍しいことです。
設計:中村大補
18.05.24
爽やかな、と言いたいところですが夏のような暑さです。
雲一つない晴れ。
一応まだ五月晴れと呼んでよいのでしょうか?
冬に完成していたのですが新緑を待っての撮影となりました。
「かわせみの家」と名付けたのはすぐ近くに清い用水があるから。
でも、かわせみは現れませんでした。
そのかわりカワラヒワが寄ってくれましたね。
この時期には珍しいことです。
18.02.07
引渡しが近づいています。
建て主検査に先立ちPDOによる完成検査を行っています。
工事中の現場監理での対応をすでにしていますので汚れのチェックやサッシ・木製建具などの立て付け確認、照明の点灯状況確認などを致します。
住設機器の試運転も行い、いよいよ引渡しです。
細田@PDO
18.01.10
現場に到着するとおなじみのタイル屋さんが何やらもの言いたげ。
オーナーお気に入りのモザイクを見事に貼り終えていました。
指定のカラー目地も美しい・・・・。
思わずカシャッ!
あれ、ファインダーのなかのタイル屋さん口がとんがっている・・・。
「ものすごく苦労しちゃったんだよ!タイル割り付けと棚があってないよ!」
なるほどこれは至難の業です。
それでもうまくおさまっていますからさすがプロ!
苦労のあとは言われなければわかりませんよ。
中村@PDO
17.12.30
工事は3人の大工が手際よくこなし、予定よりも早く進んでいます。
年明け早々より壁クロス貼りの段取りをしています。
「WCの壁をミントグリーンにしたい」
ちょうど上棟のころにオーナーから要望をいただいていました。
私としたことが失念していました。
お正月休み中に決めていただけるように、
ミントグリーンのクロスサンプルをセレクトしてみました。
どれも悪くはありません。
後は好みの問題ですね。
中村@PDO
17.12.11
「小林さん!ちょっと持ってて!」
オーナーに見ていただく画像を撮りましょう。
有機的な森風景はカオスに満ちています。
それをインテリアに取り入れるにはちょっとした操作が必要と思います。
散漫な音を12音階に分類してリズムをあたえて音楽にするのと似ています。
その操作としてピクチャーウインドウに桟木を取り付けるというものです。
ただの風景も違って見えてきます。
また、空間の連続性を助長してより拡がりのある空間に見せる効果もあります。
いよいよ大工工事も今週いっぱい。
中村@PDO
17.11.21
朝は-5度まで冷え込みました。
「断熱終わったから家に入ったとたんあったかいよー!」と小林大工。
今日も私が現場にたどり着いたのは3時過ぎでした。
陽も傾き始めると途端に冷え始めます。
このペースで行くと12月中旬には大工工事も大方完了するでしょう。
中村@PDO
17.11.10
今日は夕方から保証機構の構造金物・防水検査です。
すべて設計指定通りに取り付け完了されています。
サッシ回り防水処理真っ最中。
とても良いペースで進捗しています。
断熱材吹き付けに先立ち電気配線工事を急ピッチで進めています。
中村@PDO
17.11.04
列島に近づいたふたつの台風の合間を縫って絶妙のタイミングで建て方が行われました。
外まわりの合板張り、屋根のルーフィング張りを完了させて本日は現場での上棟打合せです。
候補色を絞り杉板張り部と塗り壁部の色を青空の下でご一緒に選んでいきます。
迷われているご主人を横目にすかさず指差す奥さま。
役割分担がありお互いにスペースを与え合う。
家庭円満の秘訣です。
細田@PDO
17.10.28
朝一番でクレーンが到着しました。
さすがに文明の利器は違います。
2階の床組までは手作業で組み上がっていたこともあり、
10時には無事棟木(家の一番高い梁)が載りました。
上棟です!
中村@PDO
17.10.27
長雨にめげず基礎工事は見事に完了しました。
さて、土台材を搬入、という時に台風が来ました。
軽井沢は山岳地ですから風の影響はさほどでもありませんでしたが、
雨が大量に降りました。
そのせいで立ち枯れした赤松の老木があちこちで倒れ、
中部電力さんもその対処で大わらわですね。土台材取り付けを終え、足場も組みましたら柱と2階の床の梁までは
大工衆が手作業で組み上げていきます。
さて、明日はチャーターしているクレーンを呼んで建て方、という時に逆キャンセルです。
仕方ないですね。
上棟は明後日までのお預けです。
中村@PDO
17.10.01
今日は配筋検査です。
径、ピッチ、定着長さ・・・すべてOKです。
おやおや?
ドーナツの向きが違うぞ。
ドーナツとは鉄筋と型枠の間隔を一定に保持するためのスペーサーのこと。
水平に取り付けがされていました。
これはコンクリートの流動を妨げてしまうのでアウト。
すぐに縦に取り付けなおしました。
些細なことですが大切なこと。
一通りの私の検査を終えたころ、
保証機構の竹花検査員さんが見えて配筋検査です。
もちろん指摘事項無し。
根伐開始から約一週間、順調です。
中村@PDO
17.09.23
軽井沢にはめずらしい平坦地です。
敷地にはヤナギ、白樺、タラ、クリ、桑などが自生してきていましたから、
地下水位はそれほど高くなく乾燥していることを意味します。
道路の反対側の土地にはクルミが列をなして自生しています。
この下に地下水の流れがあることがわかります。
ほんの少しのことで土地の特性はかわるのですね。
さて、軽井沢の長い工事休止期間があけて着工の段取りを進めていました。
昨日から根伐作業を開始いたしました。
予想通り水はしみ出る気配もありません。
硬い根伐底がすぐに表れましたがこの家では耐圧版基礎(べた基礎)の設計としています。
天候も安定していますので順調に進むでしょう。
来週の28日にはすべての鉄筋組が終わるので配筋検査です。
中村@PDO
17.08.30
工事金額が確定し契約もすみますとPDOでは実施図の整備にかかります。
現場が流れるように進むかどうかはこの整備にかかっています。
今日は出来上がった実施図面を一枚一枚オーナーと読み合わせをする日です。
今まで緻密にメールも駆使しながら積み重ねた要望はきちんと図面反映できている?
工事着手のゴーサインをオーナーからいただけるかどうかの緊張のポイントです。
「ここにはオーブン、それもヘルシオを置きたいな」
どれどれ。調べてみますと図面の通りでは納まりません。
平面図を修正するということは多岐にわたる図面の修正が絡みます。
すべて納得でさぁ、工事着手です。
中村@PDO
17.08.06
軽井沢町は現場も夏休み。休養地としての軽井沢の環境を保つため8月末まで工事の自粛期間に入っています。
期間明けの速やかな工事着手のため本日は地縄確認(敷地の建物位置に縄を張り建物配置の確認)と地鎮祭を行いました。
行政への届け出、実施図面の作成と着工に向けて準備を整えて行きます。
細田@PDO
17.06.27
陽当たりのよい敷地は草の成長も早いです。
雑草とは人が愛でたい野草、草花を獰猛な繁殖力でバランスを乱す草類、
とでも言えばよいでしょうか?
しかしながら雑草と野草の境目はあいまいでいつも悩みます。
さて、旺盛に伸びた野草(雑草)はオーナーがブルーベリーの苗を移植した折、
一部を刈ってくださいました。
今週中には地盤調査にも入りますので敷地全体の草刈りをするとともに、
地縄(ビニールひも)を張りました。
中村@PDO
17.05.01
かつては模型は50分の1縮尺でつくっていました。
外から内部空間が覗けて、確認ができるからです。
最近のプレゼン手法としてインテリアパースも活用していますから、
むしろ外観造形の確認は100分の1縮尺の模型の方が良いと思っています。
つくり替えも容易です。
バランスの良い外観となりました。
オーナーが検討したいのはデッキを覆う下屋の範囲だと思います。
室内からの視界の拡がりが限定されます。
良き検討ツールです。
中村@PDO
17.04.26
オーナーと私たちのイメージの擦りあわせのツールとして欠かせないインテパース。
空間構成の確認も大切ですが、露出される柱や梁の見え方、色、そして、
アクセントウォールの見え方、色、などなど様々なことが検討できます。
「平面図ではよかったけど立体になると?」ということで
また平面図に立ち返って検討、ということでも良いのです。
中村@PDO
17.04.05
「・・・しっくりこない・・・・・。」
B案にはきついことですが何よりも大切にしたい感覚です。
ここでピッタリと合わせておかなければこの後何をやってもうまくいかないでしょう。
全く発想を変えて再案に挑みます。
スケッチの手法をあえて変えてみます。
どうやら会心の一案が出来たようです。(いつもそう思うのですが・・・・)
「C案は、すごい良い空間ですね!和室からの眺めも最高ですので、C案をベースに
進めさせてください。」(原文のまま)
どうやら寄り添えたようです。
前進します。
中村@PDO
17.03.29
初回プレゼン案は評価をいただきました。
でも、イメージしていた屋根のかたちではなかったようです。
また、敷地への進入の仕方も違うお考えをお持ちでした。
「あまり口出ししてせっかくの自由想像を妨げてはいけない」そのように思われていたようです。
PDOの設計術は住まい手とつくり手の響きです。
どんどんお考えをぶつけていただいて良いのです。
敷地に、住まい手にふさわしい建築の在り方はそれほど多くはないはずです。
初回案とは全く違う魅力的な案が出来ました。
明日は再プレゼンです。
緊張します。
中村@PDO
17.03.25
40才代のご夫妻はお子さんが一人。
まずは別荘的利用から始め、徐々に仕事の拠点を都会から軽井沢に、いずれは移住。長期的展望をしっかり持たれています。
土地探しの時点からご相談にのらせていただきました。最終的に空が大きく開けた気持ちの良い追分の土地に決めました。幹線道路からもさほど入り込むこともなく、周辺の家々のたたずまいが整然としています。
設計を難しくしてしまう敷地条件が少ないと言えるでしょう。その分多くの家の在り方が考えられます。結果的に設計は難しいです。
初回案はオーナーのご要望を引き出すためのもの、そのように考えつくりました。
中村@PDO