とんねるのある家

とんねるのある家

設計:中村大補

17.07.05

植栽―すごい欅が来た―


殺風景だった中庭の真ん中に欅が据わりました。
大樹の株からひこばえを出して数十年も育てた株立ちの欅。
根元は100才でも幹は30才。
一本の樹に老いと若きが同居しています。
とても不思議な感じがします。

その存在感でこの家の設計の意図は完璧になりました。

中村@PDO

17.04.18

植栽計画 ―表裏あり―

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道から見るとすまし顔。
でも森に面しては有機的な顔を持つ「とんねるのある家」。

GW前に照準を合わせて家は完成しますが、
意識は庭づくりに向いてきます。

トンネルの先にアオダモの株立ち。
シンボルトゥリーはやはりここではケヤキでしょう。
将来的に曲がり屋と一体感が出てくるはずです。

中村@PDO

17.04.12

薪ストーブ火入れ ―イントレピットⅡ―

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計画当初、薪ストーブの導入はご要望されていませんでした。
使用のイメージが全くわかなかったからでしょう。
薪割りなどもってのほか、薪の調達などどうしてよいやら・・・・。
なので、ペレットストーブを検討されていました。
燃料はコメリでも簡単に手に入りますから。

逡巡の末、バーモントのイントレピットⅡに決まりました。
このスペースに最適な機種です。
今日の火入れでは浅間ストーブの高橋さんに登場願いました。
さすが丁寧な使用説明です。
ご夫妻はさながら従順な生徒という感じです。
後姿からは幸せ感がにじみ出ていましたね。
薪ストーブとの長いお付き合いの始まりです。

中村@PDO

17.03.18

足場ばれるー小顔の美人お目見えー

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外部の仕上げ工事がすべて完了し、足場が解体されました。
敷地接道からと敷地の中からでは
全く別の表情を見せる「とんねるのある家」のお目見えです。

春までもう少し。完成までも、もう少しです。

赤田@PDO

17.03.13

足場解体前に

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いよいよ完成も近づいてきました。
今日は足場解体前の総点検です。
なくなってしまうと絶対に確認できなくなる部位についてくまなく見ていきます。
主に庇取り付け部など雨仕舞関係のチェックです。
「すべてを尽くしたのちコーキング」とは故宮脇壇先生の言葉。
コーキングに頼らずとも雨漏りをしないこと。
怪しい箇所無し。

中村@PDO

17.02.28

ウィンドウトリートメント打合せ

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住まい方を想像し、機能性やデザイン性等の観点から「とんねるのある家」に似合うウィンドウトリートメントを決めていきます。

ロールスクリーン、ブラインド、ローマンシェード…
一口にウィンドウトリートメントと言っても様々な種類があります。
適材適所、その窓に一番相応しいものを選んでいきます。

赤田@PDO

17.02.22

アクセントクロス決定

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基調となるのは珪藻土クロスです。
WCや腰壁にアクセント的に用いるアクセント使いのクロスが決まりました。
オーナーのイメージはイエローやブルー、グリーンの明るい色。
天井の羽目板や建具と組み合わせて活かしあいたいという狙いです。

優しい色合いの明るい空間になりそうです。

赤田@PDO

17.02.16

アクセントクロス –イメージを膨らませて-

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内部の造作も進み、内部足場も外れ、空間が実感できたこのタイミングでアクセントクロスの打合せです。

ワークルーム、LDK、WC、洗面室…
それぞれの場所で壁に貼り付け、イメージを膨らませます。

納得のいく色に決まりました!

赤田@PDO

17.02.08

うろこのような背面―ガルバリューム鋼板―

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庭に面した開放的で木質な外観と対照的に道路側は、
まるでうろこのように張られるガルバリューム鋼板。
正確には厚み0.35mmの定尺平葺き、と言います。

外に対して防備しているというデザイン表現です。

中村@PDO

17.01.20

冬本番―断熱工事―

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うずまきスタジオから車を走らせておりますと、
軽井沢へ近づくにつれどんどん雪が多くなっていきます。
そんな現場で外気に震えながら作業をするのも、もうおしまい。

天井、外周壁、基礎が水発泡の断熱材ですっぽりと覆われました。
隙間なく吹付け、断熱性と気密性共にしっかりと確保されます。

大寒にはぎりぎり間に合いました。

赤田@PDO

16.12.29

手際よいですね―上棟後まとめ―

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池田棟梁の下、担当の高見沢大工が手際よく上棟後のまとめを進めます。
「年内に!」。日本人にとってこれほど潜在能力を引き出してしまう言葉はありませんね。
屋根葺き、木構造金物緊結、下地防水処理、そしてサッシ取り付け、
終えてしまいましたよ。
締めくくりは本日のオーナーとの上棟後のマテリアル決定打ち合わせです。

中村@PDO

16.12.23

祝、上棟!

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とんねるのある家、ついに上棟いたしました!

柱や梁、垂木などの構造材が組み上がった姿は芸術的です。

赤田@PDO

16.12.15

基礎脱型~埋め戻し~

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いよいよ冬が到来しました。
コンクリートは温度補正をかけて低気温でも早期に強度の出る配合としてあります。
通常ではこの時期型枠外しはコンクリート打設後8日間みることが基準です。
木材も同じですがコンクリートも乾くほど強度が上がっていきます。
埋め戻しした土の圧力で強度の高まっていないコンクリートに負担をかけないように、
という基準の意味合いです。
念のため、打設時にとったテストピース(サンプル)の破砕試験で確かめましたが、
わずか2日で最終強度まで達していました。

そんなわけで貴重な工期を無駄にすることなく今日から埋め戻し作業開始です。
安定地盤に達するように深基礎の設計です。
苦労の芸術作品の半分以上は永久に土の中です。

中村@PDO

16.12.10

プレカット打合せ ―隅から隅まで―

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プレカットは土台、柱、梁をすべて機械にて精密加工するという優れた技術です。
大工さんが現場で手加工するのではなく、工場にて先に加工を行います。

機械に指示するのはもちろん人の役目です。
現場監督、プレカット技術者を交え、隅々まで打合せを行い、建物の精度を高めて行きます。

赤田@PDO

16.11.29

配筋検査

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雪の影響もなく鉄筋組みが終わり、社内配筋検査です。

各部寸法、根入れ深さ、定着長さ、開口補強、防湿シート等々隅から隅までチェック&写真記録を行っていきます。
是正事項無しの迫力ある配筋!

型枠組み後、ベースコンの打設です!

赤田@PDO

16.11.17

着工!―秋晴れ落葉松降る―

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建物の正確な位置出しを行い
着工の準備が整いました。

根切り工事を進めます!

赤田@PDO

16.11.05

土地のお清め

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青空のもと本日は土地のお清めが行われました。
お神酒、塩、洗米、きりぬさを用意して、
氏神様に土地を利用させていただくことの許しを得ます。

合わせて工事の安全と家族の健康、繁栄を祈願しながら
敷地の四隅をまわります。

もうすぐ工事が始まります。

細田@PDO

16.10.10

模型 ―二面性のある顔―

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表の顔と裏の顔。
クールにふるまっているけど実は温かいひと、そんな家が良いと思いました。
道路からの表情はガルバリューム鋼板を使い、
森に面した方は柔らかい杉板を使いそんなことを表現してみました。

中村@PDO

16.09.30

地盤調査

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基本設計は固まりました。
詳細基礎構造の検討のため地盤調査を行いました。

結果は安定した地盤であり、直接基礎(べた基礎)にて建築可能の判定です。
より詳細な設計を進めます。

赤田@PDO

16.09.26

インテリアパース ―時空トンネル―

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この家の象徴ともいえる玄関ホールは「都市と森をつなぐトンネル」をイメージしています。
電脳を有機脳に切り替える装置ともいえるかもしれません。
なので、コストの許される範囲内で出来るだけ異空間にしたい、そう提案したいと思います。

中村@PDO

16.09.14

プレゼンテーション ―うずまきスタジオにようこそ―

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案が出来ました。
PDOにはモデルハウスがあるわけではありませんが、
プレゼンテーションの一環で近いイメージの実例をご覧に入れることができます。
それもOBオーナーの方々のご協力あってのことです。
うずまきスタジオにおいでいただき、案の説明と実例案内をさせていただきました。

敷地で得た直感を忠実に家のかたちにした案です。
スタッフがミーティング、作業をする棟と小さくてもオーナーがプライベートに使う棟を、
貫くとんねる空間が分けます。
とんねるの向こうに見えるのはウエットなジャングルなのです。

中村@PDO

16.09.09

敷地拝見 ー直感ー

敷地拝見
会社の皆さんで使うことになる家です。
保養施設であり、定例のミーティングや作業もするということです。
旧来の仕事スタイルとは違いクリエイティブな業務では自由な選択ができるようになったということでしょう。

沓掛平は軽井沢でも歴史のある別荘地エリアです。
散歩道から見た顔は一見素気なく見せて、そこにある穴から深い森がのぞける。
森へいざなうとんねるのある家がいいな、そんなことを直感しました。

中村@PDO