2022.11.29
北庭の家
こちらの敷地に最初に草刈りに行ったのは、2021年11月末でした。
背丈よりも背の高い笹が敷地一面に広がり
敷地の広さも形も勾配も、敷地が見通せず、まったく様子の分からなかったところへ
3人で入り、笹の中の既存樹木をできるだけ残しながら
草刈り機2台と手刈りで丁寧に作業を行いました。
次に草刈りに行ったのは、約半年後の2022年8月。
隣地のキャンプ場側に残していた笹を刈りに行きました。
昨年刈った笹は、背丈まではいかなくとも、再び腰高くらいまで伸びていました。
それでも根元は細く、最初に刈った笹に比べてずいぶん華奢になり
明るくなった地面には、ジイソブやヤマハッカ、ツリガネニンジンなど
多くの野草が見られました。
ただ、昨年刈ったところも、地面に太い笹の根元が残り歩きにくいことや
また今後の手入れを考えて、部分的に重機で天地返しを行い、表面に残った刈った笹も
出来るだけ片づけることになりました。
既存樹木の根を傷めずできる天地返しの範囲や、表面だけを整える箇所について
現地で施主様、職人と打合せた後
整地工事前の準備として、9月に再度草刈りを行い、整地範囲を明確にしました。
こちらは整地、天地返し範囲に自生していた野草を集めたもの。
このトレー6枚分に、既存の野草や樹木苗を一時避難しました。
2022.11.17
Barのある家です。
6月に草花を植栽した翌日、再び庭を確認に行くと
植えた山野草があれもこれも鹿に食べられていました。
慌てて事務所に戻り、在庫で持っていた分の防獣ネットで庭を囲います。
そして、急いで仮に設置したネットを施主様に確認いただき
改めて7月にしっかりと設置しなおしました。
石組の水路は境界の水対策です。
ここは鹿が来ない、そう思っていた敷地でしたが、甘かった。
ネットをしてからは、食べられている形跡はありません。
黒い支柱に黒いネットであれば、それほど気にならず、閉鎖的にもなりません。
安心して、庭で畑や草花を楽しめます。
2022.11.11
Barのある家
2022年6月5日芝貼り
今年は芝の入荷が遅れましたが、なんとか梅雨前に貼れ
その後雨もたくさん降ってくれて助かりました。
2022年6月9日 草花の植栽
八ヶ岳の自生種山野草を中心に、34種類、約300ポットを植えました。
その後、6月24日の様子です。
まずはイメージ通りの仕上がり。
来年からは植物の成長と共に、ボリューム感アップしていきます。
2022.11.10
Barのある家
2022年4月12日
芝階段をつくるための鉄板を据え付けています。
土の仕事ではありますが、冬の間に庭の高低測量をして
眺めの良い場所に平らな芝のスペースができるよう
階段の計画高を決めています。
そして仕上がりがイメージ通りになるように
実は高木植栽の日よりも前に、細川さんが庭全体の整地に入り敷地全体を調整してくれました。
使用している鉄板は、制作者、施工者で打合せの上出来上がったオリジナル。
表面は錆を魅せ、庭の景観に馴染むようにしてもらっています。
2022.11.02
やりたいことや行きたいところは沢山あれど
今日はなにせ雨ですから
久しぶりに記事を書きます。
今年の植栽は、4月5日のBarのある家から始まりました。
まずは大きな芝階段をつくるための、鉄板の搬入です。
続いて大きな樹木の搬入。
こちらはシンボルツリーとなる桜、染井吉野です。
丁寧にこうして1本1本、手作業で植えこんでいきます。
庭への間口が狭く、また後にそこも石積みで閉じてしまい
大きな重機をいれることが出来なくなるため
こうして先に大きな重機で作業するものから進めます。
今年の春は例年に比べて雪が多く、また遅霜もあり
庭仕事のスタートが遅くなってしまった年でした。