2023.05.12
うずまきスタジオの建築後、養分が不足していた荒れた土地に森を再生しようと計画した森創造プロジェクトです。(上の写真右側の手前側のエリア)
エリア分けをしたゾーン1には建主らとともに1,000ポットの苗木を植樹しました。
あれから9年、木々は大きく成長し、すでに周囲の森との連続性が生まれています。
この時は30センチほどのポット苗を植樹しましたが、1メートルくらいの苗木であれば、5年もすれば小さな森はつくれるでしょう。
建物が建って地域の環境価値が上がったね、そう言ってもらえるよう緑のデザインにも力を入れていきたいと考え、実際のプロジェクトでも少しずつ実践しています。
2023.04.26
「プラットフォーム」の家
建主のご滞在に合わせて植栽工事を行いました。
植栽には建築的機能や微気候のコントロール、審美的機能などさまざまな役割があります。
今回は道路からの視線を遮るプライバシーの確保や空間に奥行きを持たせる演出なども意識しています。
また、夏に葉を落とす落葉樹は、建物周りの微気候をコントロールしてくれる天然の空調機器になります。
細田@PDO
2021.06.14
依頼を受けて敷地の植生調査をしました。ご夫妻に現地にお越しいただき、大地に腰を下ろし愛さんからのレクチャー。
共に見る力を高めること。
何が見えるか、見ているかでその先の道筋は変わっていきます。
建築が生まれる土壌を感じていくプロセスを大事にしたい。基本構想が見えてきました。
細田@PDO
2020.11.20
うずまきスタジオの完成後、何組かの住まい手の方々にも参加いただいて苗木の植樹を行いました。地域で採取したドングリやタネで地元のNPOがポット苗をつくり、植樹した数は1,000ポット以上にのぼります。
宮脇昭先生の混植密植の手法に習い1㎡に3~4本の様々な広葉樹を植えています。光を求める性質を利用し互いに競わせて成長を早める手法です。現在7年目に入ったところですが成長の早い桜や白樺はすでに樹高5~6メートルに達しスタジオまでの小道はグリーンベルトに沿った形になっています。
完成形を求めがちですがランドスケープデザインは時間のデザインとも言えます。勿論最初にしっかりと骨格となるデザインを描くことは重要です。
スピードを落としてみると反比例して記憶量が増えていき、四季の変化や年ごとの違いがたくさん感じられます。自然からの情報は暮らしを豊かにしてくれます。