偶然通りかかった建物の玄関先で、ラッパのような筒を見かけました。筒の先は2階の床まで伸びています。
もしかしてこれは、、、
家の中の人と直接話が出来るでは?
さらに筒の一部に押釦の様なものがあります。ここを押すと家の中でチャイムが鳴るのかもしれません。
もしそうだとすると、なんて楽しい仕掛けでしょう。玄関前のアクセントとしても面白いです。
PDOでは表現上必要であれば、木造であろうとも、柱や梁を鉄にしたり、階段を鉄にしたりします。
難しいのは異種の材料が出会う部分です。ここにデザイン処理の工夫が必要です。
「天神の曲り家」では階段を鉄骨製にしました。リビングルームから山並みを望むメインのシーンは、階段と一体化しています。木造階段では部材が厚く、大きくなるためにどんなにデザインを工夫しても限界があります。
そこで鉄骨階段といたしました。軽やかですから存在感のバランスがうまく取れます。
難しいのは木の造作との取り合いです。
「離して縁を切る。」
「かみ合う。」
「貫入する。」
いろいろあります。