2015.05.18

バススケッチ

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東京へは高速バスをよく利用します。利便性、アメニティーはほとんど同じなのに、JRは2倍の料金がかかりますから。
  
揺れるバスの中、それでも新宿までの2時間余りは、なにからも邪魔されない格好の仕事場です。「酔わない?」それは訓練のたまもの。全然平気です。
  
多くの宿題をカバンに詰めて、膝の上に画板を載せて、仕事の開始です。今日はまず「地面勾配の家」の階段手すりのデザインです。元の設計ではフラット鋼を用いたデザインでした。仕上がりつつある空間と考え合わせると、どうも硬質な感じになりそうです。丸鋼を用いたデザインに変更提案をオーナーにしようと思います。
  
ほどなくまとまりました。こんな時アイフォンはとても便利です。ガシャッとうつしてスタジオのKIGくんに即座に送ります。むずかしいぞ、図面におこせるかな?
  

2015.04.30

計画地視察

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2世代にわたって使う住宅の建築相談をいただきました。軽井沢では人気のある、閑静な別荘地の中の敷地です。
  
木々に囲まれた林間地ですが、周辺には建物もあります。アプローチの動線、見せたい方向、隠したい場所など様々な要素を検討し、建物の配置を考えます。
  
次回、現地でお会いした時にお考えを伺いながら基本方針のすり合わせを行います。

2015.04.13

藁入りモルタル仕上げ

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古民家の三和土(たたき)の土間は外部環境と内部生活との中間領域です。外であり内でもある。日本独自の美意識でしょう。
  
土を何度も付き固めた三和土。石灰と石膏が主成分のセメントに砂を混ぜて水で捏ねたものがモルタルです。現代版の三和土をこれで表現します。乾燥割れ防止にワラスサをたっぷりと混ぜ、仕上げにワラスサを撒きながら木鏝で均します。
  
藁を建築に用いると、なんとも言えない郷愁が漂います。農耕民族としての奥深いところの感覚に触れるからなのでしょうか・・・・。

2015.03.17

耳を澄まして

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初回のプレゼンテーションを控え、再び敷地を訪れました。
  
すでに春の気配が感じられますが、敷地はまだ雪の中です。
  
水の流れ、風の向き、光の差し方。土地の声を聴き、そこに立ち、浮かび上がっているイメージを確認します。
  
本格的な春の訪れと共に計画も動き始めることでしょう。

2015.01.17

製図板の窓から1

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南岸沿いを通過する低気圧。この時期にそうなればここ八ヶ岳でも雪になる。
  
先ほどまでは雨だった。大粒の雪に変わってすごい勢いで積もり始めた。製図板は窓で囲われている。四季の移ろいを感じたいから。
  
ぼやーと外を眺めていると、ライト先生の鋭い視線が・・・。常に私を見張っている。
  
「半端な仕事は許さんぞ」