2016.01.15

道はつながっている

デザイン道

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初版は1996年。手にしたのはその年だろうか。
 
ちょうど20年くらい前。今思い返すと、自然が豊かな地で暮らそうと、都会から森への移住を、心の中で決めた頃だった思う。
 
私自身、何かと京都にはご縁があるし、あらためて著者プロフィールを眺めてみると、吉村順三先生の事務所にもいらした方のようだ。
 
本を開くと、序文にこう書いてある。「この本は・・・とびきりの贅沢な暮らしをするための本である」

2016.01.07

時代を超えて受け継がれるもの

デザイン道

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時を経て伝わる文化や伝統。力を抜いて、しなやかに受け止める。できることは少しだけ。
 
その少しのことを大切に。PDOらしく。

2016.01.03

丸太と格闘

デザイン道

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PDOではデザイン修行の一環として様々な実体験の機会をもうけます。今日は丸太と格闘してもらいます。コナラとシデ。チェーンソーで玉切にして斧で割って薪づくり。こんなことがなんでデザイン修行?
 
建築と環境は同義です。建築行為は環境創造行為そのものです。森を構成する樹について深く知ることは必須です。
 
薪づくりを通して多くの樹種と格闘することになります。樹によって匂いも違いますし、固さ、目のつみ方、含水量・・・・、全て体で覚えていきます。
 
そうしたことは木を扱うデザインをする我々は、木材となる前の生体としての木を良く知っておく必要があるのです。

2015.12.11

変化を楽しむ

デザイン道

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ブックカフェの家では西日が室内に入り過ぎないように庇を大きく張り出してデザインしています。庇の裏、軒天井は杉板張りです。木材保護のためにスタジオの外壁にも塗られているタンニン成分を主とした水性の塗料を採用しました。
  
塗った直後はあまり変化はみられません。時を重ねるごとにじ~っくりと落ち着きのある味わい深い色へと変わっていきます。
  
この経年変化を身近で体感できるのはオーナーの特権の1つではないでしょうか。

2015.12.06

敷地客観から直感へ

デザイン道

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ご主人は雑木林の中での環境との一体感、奥様は富士山、甲斐駒などの眺望を重視。そんなご要望を持つ、オーナーご夫妻からの建築相談を受け、さっそく中村と敷地を訪れました。
  
敷地に赴き、まずは鳥瞰的にエリアの地勢、脈、レイラインを読む事前調査から始まり、法規制を踏まえて土地の制約条件などを整理します。
  
現地では、遠景・中景・近景と、環境との関係性を探求しながら、植生や動物の気配、光や風の抜け方、見えない地面の中のことなど、様々な要素を丁寧に読み込んでいきます。
  
家と環境との対話、オーナー家族の暮らしをイメージし、その場に存在されるべき、家のかたちをスケッチする。
  
客観視と直感視を同時に行い、持ち帰らないことが大事なのです。
  

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