2016.07.09

石炉づくり

デザイン道

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自然の中に暮らすと焚火をしたくなります。
直火に触れ合う経験の少ない都会人の憧れでもあるでしょう。
火を囲んで野外料理、談笑・・・楽しいことです。
そして庭掃除で出る枯葉、枝など燃やす場も必要です。
石炉があれば地面への類焼が防げます。

石炉は自分で造りましょう。
私もいくつも造りました。そして使ってみました。
用途に応じてさまざま考えられますが、
クッキング主体であれば石は地面から300は立ち上がっていた方が良いでしょう。
ただ、多くの場合庭掃除にも使いますから、その兼用型をご紹介しましょう。

ポイントは、
正面石を地面とそろえて据えること、水洗いできるように炉床をコンクリート平板敷きにすることでしょう。
なお、地面よりも低い炉床としてしまうと使いづらいです。
石は地域産を用いてください。でも河原などでの採取は禁止されていますからご注意!

2016.06.24

蝉―ガラス工芸品―

デザイン道

035
せぎの家」現場の玄関前に立てかけておいた板に、
朝はいなかった蝉が羽化を始めていました。

夜間に羽化し朝までに羽を乾かして飛び立つのが普通。
羽化を始めて飛び立てるまで10時間はかかると思います。
今は午後2時過ぎ・・・、大丈夫なんでしょうか。

それはそうとなんて美しい色!
アールヌーボーのガラス工芸品のようです。
トンボはじめ蝉やかげろう、様々な昆虫がモチーフになりました。
この透明感がありながらも乳白色、そして緑色・・・。
工芸品の創造の素となったのはやはり自然なんですね。

2016.06.13

ヨッ!工芸大工!

デザイン道

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いかだ床のある家」ではコーナー出窓のサッシ取付をおこなっています。

すっきりとコーナーを見せるために難しい要求をしています。

複雑なサッシ枠同士を細い角材で納めます。

平林棟梁は現場で加工機を駆使し繋ぎ合せて製作してくれました。

見事です!

2016.06.01

たかがステップされどステップ

デザイン道

029
PDOの新たな挑戦のステージ、「MOLINOTH」プロジェクト。
その拠点となる群馬県みどり市の「こうもりテラス」はショールーム兼スタジオです。
主体となる樋口工務店は地元で3代つづく実力派です。
昨年からつくり続けて途中休止もあり、ようやく完成に近づきました。
今日は工務店代表に英一さんから「外ステップのデザインどうしましょう?」。
当初の計画ではこれはコンクリートでつくるスロープだったのです。
それは将来の楽しみでとっておいてまずは木でつくることとなりました。
こうしたどうにでもできてしまうことこそ重要なのです。
この外ステップはこの施設の導入口、一番最初に来訪者が触れる(足の裏で)ところ。
かといって凝りすぎたデザインは全体の流れを阻害してしまうでしょう。
「んー!」現場で私は悩みこんでしまいました。
そんなわけで持ち帰り検討です。

できました。「されどステップ」の製作図です。

2016.05.23

ディテール検討 ―旅先から―

デザイン道

027
数年に一度の海外建築視察旅行をしました。
10年ぶりにアールト、アスプルンドを訪ねる旅です。
旅も終盤になってきますと仕事のことが気になっていきます。

SNOWBELL HOUSE」の実施設計作業は、

共同設計をしている橋爪フェローに委ねて旅立ちました。
「ダイスケさん、図面チェックお願いします!」
今や通信はワールドワイド。世界のどこにいても図面が開けます。

ディテールの詰めの甘いところを発見しました。
H鋼を可動間仕切りの鴨居にする個所です。
ホテルのワークデスクは仕事場に早変わり。
名建築探訪で脳はぎらぎらに躁状態です。

うまく納まりが決まりました。
橋爪フェローに「送信ENTER!」

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