2018.05.15

それぞれの解釈

デザイン道


森美術館で行われている「日本の建築展」。
本展のテーマである、日本人建築家たちが日本の伝統建築にどう影響を受け、
どう自身の仕事に表現していったのか、とても興味がありました。

写真は丹下健三の自邸を3分の1スケールで再現したものです。(現存せず)
サボア邸と桂離宮を自己解釈して設計されたものと言われています。
伝統建築も含めてそのまま真似るのではなく、
あくまで「触媒」と考え、全く新しいものを生み出しているのです。

着想のヒントは建築に限らず様々な所にちりばめられています。
何に注目し、どう理解するかで結果は変わってきます。
感覚的であり、哲学的な世界でもあります。

2018.05.12

バイオミミクリ―デザインのヒント―

デザイン道

我がスタジオの野草の丘においでになる押田部長は原村から移っていただいた方です。
毛深さとあくの強さで存在感があります。
その部長も春を迎えもりもりとこぶしを押し出して蘇ってまいりました。
こごみ課長も少し気弱ですが頑張っています。
上から見るとなんて美しい輪郭。
ミミクリデザインのヒントがあります。

中村@PDO

2018.05.11

最初の一コマ ー現場主義ー

デザイン道


敷地に立つ、ある一瞬に何を対象に見ているか。建築家のデザイン行為はすでに始まっています。
あいにくの雨模様ではありましたがご相談いただいているお客様の敷地調査です。

あるべき姿を捉えて敷地で描くスケッチ。映画が進行するように描いた一コマは変化していきます。そこに対話は必須です。対話ができる場づくりも重要なのです。

あるものがどう見えたのか、映画の良し悪しを左右する大事な起点であり、住まい手の熱がデザインに命を吹き込んでいきます。

2018.05.05

平井流  ー野草の庭づくりー

デザイン道 森づくり


GW後半、オーナー家族参加で平井さんの野草の庭づくり始まっています。棘のあるバラ系の植物が繁茂していてせっかくの庭が歩けない状態でした。仮払い機で抑えたい植物に大胆に手を入れながら自生している野草は移植する。和対洋の割合は7:3くらい。植物好きのオーナー奥様と相談しながら仕入れ計画も一緒に練っています。


草刈りやバーク堆肥入れ、苗の搬入など下準備に2日、家族総出の庭作業2日目で見違えるような庭になりました。ポイントは土地が持っている潜在の力を借りながら無理のない庭づくりの骨格デザインをすること。1ヶ月後の成長を楽しみにもうひと頑張りです。

2018.04.25

中村のデザインが多岐にわたる理由

デザイン道



完成したアイテムガレージの家について、中村がつぶやいていました。
「建物の外観は真黒。インテリアは真白。このコントラストが見事なんです。
『ねらっていたんですか?』と振りましたら『そうなんです!』と答えてくれました。
この仕事は成功だな、と思った瞬間です。」

建築家によっては、自分の建築スタイルを住まい手に合わせてもらう方もいます。

しかし、中村は、建築家の意図と住まい手の価値観が一致した主体性の結晶となるように作りあげていきます。
プロセスの中で、住まい手との対話と交流の蓄積がデザインの中に組み込まれていきます。
「経験デザイン」とでもいうのでしょうか。

住まい手の数だけ、個性豊かな表現がうまれる。

PDO の建築実績をご覧頂くと、家のデザインが実にバラエティに富んでいるのが、その証拠。

passivedesign=受容の精神がここにも生かされています。

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