2018.07.18

デザインコード

デザイン道


建築は1つテーマがあると統一感が生まれやすくなります。
亀甲型の屋根が折り重なる「亀甲模様の家」では床材に亀甲タイルを採用しました。
建築のテーマがタイルに必然性を持たせています。
ゲストルームでは鏡の額も亀甲形です。

「この家はなぜ亀甲模様なのか」

そんな話題もゲストと過ごす時間を盛り上げてくれそうです。

2018.07.15

玄関から何が見える? ―ファースト・インプレッション―

デザイン道


玄関はその家の顔とも言われます。
玄関に入ってまずどんな景色が見えるのか、
大きな見せ場の1つです。

「分水嶺にたつ家」では起伏のある地面や深い森が目の前に広がります。
それを演出するのがピクチャーウィンドウ。
四季の移り変わりをダイナミックに取り込みます。

床から少し浮かせた収納の先にはスキップフロアのダイニングキッチン、
さらに先のリビングまで見通すことができます。
天井の板張りと窓の多さからでしょうか、大海原をゆく船の様にも見えます。

玄関に立った瞬間から非日常へと誘います。

2018.07.12

ワクワクをデザイン ー森のまなざしー

デザイン道 森づくり



森化事業のリーダー愛さんと建築中の現場へ。学生生活の3年間は十和田キャンパスでフィールド科学を主体として土地情報や地形などの読み取り方を実践で学んできたツワモノです。

図面を片手に敷地内を歩きまわり切り株や既存の樹木の位置を落とし込んでいます。土地と建物の関係性や人の動線のあり方。そこに流れているものが活かされるデザイン提案が信条です。

ちなみに大学4年次には熱望していた利水研究室へ。水や川や虫と戯れた時間がいまも彼女の中で息づいています。

2018.06.19

「抜け」をつくる

デザイン道


40年程前に竣工した建物の外観です。
白一色の壁面に丸みのある黒い手摺がアクセントになっています。
正面から見るとオーソドックスなデザインでしたが、
コーナー部分の処理を見て思わず足が止まりました。

通常、角にあるべき柱をずらし、手摺をL字に回しています。
柱が角にあるとこういった「抜け」は感じられません。
肩の力が抜けたデザインといいましょうか、
壁の面取りもあって柔らかな印象になっています。

一見無駄と思える部分やちょっとした余白には
実はデザインの可能性が潜んでいます。
ここでは柱を取り除くことで大きな違いを生み出していました。

2018.06.06

【土地の力】

デザイン道


完成した家の写真撮影が、立て続けに3棟ありました。
撮影を終えて、中村がこう話していました。

「土地選びにも、 それぞれのオーナー様の特徴があらわれるんですね。 設計者はその土地から、どんな家をつくるのか、 触発されるんです。建物は、その土地の力やエネルギーと、 とても関係している気がします。問題ない土地、 というよりも大好きになれた土地を見つけることが一番なんでしょ う。」

土地選びから、もう家づくりは始まっているんですね。
PDOは、いつも土地と建物の関係を考え続けています。

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