イタリアの建築家マリオ・ベリーニが手がけたリゾナーレ八ヶ岳。平日の夕方だったためか、ピーマン通りにはそれほど人通りはなかったが、駐車場は乾杯であった。
リゾナーレ内には、直線で視線を抜き、その先にある南アルプスや八ヶ岳の山並みにフォーカスしている場所もあるが、石畳のピーマン通りは蛇行しており、先が見通せない。奥行きを感じさせる効果と空間の澱みつくることによって、人を停留させる狙いもあるのだろうか。
両側のテナントには、様々なショップが入っており、たまに覗いてみるのも楽しいものだ。ちなみに今日の目的は、ブックス&カフェ。思いもかけない本との出会いがある。
朝から強い日差しが照りつけます。それでもここは標高1100メートルの高原。木陰や家の中にいれば涼しいですから、ニュースをにぎわしている熱中症とは無縁の世界です。
この冬のための薪作りが終わっていません。薪屋の中嶋さんがやっとおかわりの丸太をトラック満載で持ってきてくれました。今度の丸太はナラやクヌギの広葉樹のはず・・・・・・なのに!またしても唐松と赤松!がっかり・・・・・。
なぜ薪に針葉樹が適さないか?置き火にならずに燃え尽きてしまうからです。燃えているときは広葉樹よりも熱を発しますが、一気に燃え尽きて急降下します。そうならないようにしょっちゅう薪をくべなくてはいけません。
薪置場が例年の様にいっぱいになったからと言って錯覚してはいけません。2割から3割は少なく見積もらなければいけません。
さあ、大急ぎで薪作りです。
「石堂のある家」のオーナーより連絡を頂きました。ご友人が昔懐かしい火鉢を購入したとのこと。この夏の盛りに・・・・。ところが灰を入手するのが思いのほか困難で、薪ストーブがご自慢の石堂のある家のオーナーに「灰を下さい!」となったわけです。引越しが春でしたから灰はほとんどありません。そこで、私に相談があったわけです。
PDОのスタジオにも自宅棟にもそれぞれ薪ストーブがあります。多くの薪ストーブオーナーはゴールデンウイークも終わると、煙突掃除はもとよりすっかり炉内まで掃除するものです。無精者の私は・・・・・・・、手付かずのままでした。
「灰なら奇跡的にありますよ!ただ、薪ストーブの灰には燃えカスが混ざっていますから、太田胃散のようなものではないですよ。」それでも良いです、というのでお分けする事になりました。
そうは言っても都会の方はそういうわけに行かないのが常。畑の土作りに使うふるいで濾してみましたら・・・・、素晴らしい!太田胃散の灰になりました!
今年は夏らしい抜けた青空がつづきます。登山は四季を通じてつづけてきました。中でも庭の延長でもある八ヶ岳には、毎年近所の子供たちや、学生をけしかけて、夏に登るようにしています。
さて、今年もやります。美濃戸口まで車で行って、その日のうちに太古の昔の八ヶ岳の噴火口、硫黄岳の小屋で泊まり、夜明けとともに稜線をつたって、赤岳の頂上でご来光、ゆっくりと下山してくる、1泊2日のコースを考えています。
今のところPDO細田とその息子君たちが参加を表明しています。私、中村がご案内させていただきます。日程は天気次第ですが8月16日、17日あたりです。
パーティー参加者受付中!