2012.09.20

リフジオボーボー4年ぶりの訪問

できごと

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高原にもうひとつの家を持つために土地探しをしていたオーナー家族。娘さんは、この敷地に立ったとき思わず「リフジオボーボー!」と叫んだそうです。ドイツ語で「草ボーボーだなこりゃー!」という意味でしょうか。起伏のおおい傾斜地に美しい樹がそこかしこに。旺盛な生命感に満ちた土地でした。そんなわけでこの家の名前は「リフジオボーボー」。
  
完成して4年。すっかりご無沙汰していました。ちょっとした相談事があり4年ぶりの訪問です。時を経てますます土地になじんでいます。
  
娘さんも息子さんも揃ってドイツ留学してしまい、今ではご夫妻だけで高原の生活です。

2012.09.17

私流薪割り打法

できごと

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梅雨明け前までにはその冬の薪は割り終えなくてはいけません。ところが往々にして力尽きるのです。それが問題です。
   
この冬の薪はほとんどが唐松と赤松。ナラなどの広葉樹は手に入りにくくなっています。もっとも、成長に時間がかかり、より潜在の森に近いナラやクヌギを薪にする事は、奨励できないことです。とはいえ、唐松赤松は敬遠したいのが本音。どうしてか?割ってみて下さい。そして燃やしてみて下さい。すぐ分かります。
   
まず、玉切りはむしろ楽です。でも目がよれているので、また節だらけなのでスカンッ!とは割れないのです。大概の人は途中で断念するでしょう。秘密で教えましょう!背割りをしておくのです。直径の3分の1は深さが必要です。そうしておけばあら不思議!スカンッ!と割れるんです。
   
そして、燃やして下さい。・・・・すぐ燃え尽きます。置き火にならないのです。だから火が落ちてしまわないように、しょっちゅうくべなければいけません。薪のストックは広葉樹の場合の2割り増しで考えておかないと、寂しい早春を迎えることになります。
   
それでも今年もやはり力尽きてしまいました。少し不足しているのは分かってるんですが・・・・・。

2012.09.10

家森は千年の森へ 2012

できごと

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庭のデザインをよくします。花をめでる木。幹立ちを楽しむ木。紅葉を楽しむ木。適材適所に配し、空間を創ります。水が引き込めればなお良いです。木たちが人の生活と対話するように仕組みます。
  
ただ、よくある「ガーデンデザイナー」ではありません。もともとある森との連続した流れにデザインするのがPDO流の家森づくりです。創るというよりも「再生」に近いかもしれません。
  
でも、人はせいぜい建ててから30年、住まいは百年ももたず土に還ります。木は樹となって何百年もそこで長生きをつづけます。ですから、PDOは育てたミズナラやハル楡の苗をそっと片隅に植えておくのです。百年後にはここが大昔のように潜在の森にもどり、多くの生き物が笑っている事を夢みて。

2012.09.06

伝統色

できごと

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私たちの身の回りには様々な色が存在します。それは地域や集団の中で、古くから受け継がれてきた色彩でもあります。
    
色の名称も様々です。日本で言えば「朱色」や「藍色」、「利休色」などは、日本人にしか分からない色です。
  
画像はタイ料理屋です。色使いを見ただけでどこの国か分かってしまう程、特徴的です。
  
この配色も長い年月をかけて出来上がったものだと思うと、とても表面的には見えなくなります。

2012.08.29

八ヶ岳登山紀行 4

できごと

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小さな一歩の先にあるもの
  
硫黄岳の石室山荘で日の出を見て朝食をとった後、いよいよ赤岳の山頂へ向けて出発。初日に麓の方から眺めた硫黄岳の稜線や赤岳山頂は遥か遠くに見えた。あそこまで行くの? 不安な気持ちも大きかったが、小さな一歩一歩の積み重ねが、一見無理だと感じるような遠くまで人を連れて来てくれる。

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目指す場所がしっかり見えている時、人は小さな一歩をつなげることができる。ぶれずに小さな一歩を重ねていくことの重要性をあらためて山頂にて想う。
  
そして、共に進むことの喜びも・・・

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