2013.07.07

揺らぐ木漏れ日

できごと

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アトリエトリコの木村さんと、5年ぶりに「妖精の樹のある家」を訪れました。この家は私が15年前に設計したものです。
  
水平感を強調した巡る庇、コーナーを宙に浮かす、光を表現した小さなスクエア開口・・・・・、今とやっていることが変わりません。
  
環境とオーナーを鏡にして形をつくるという、その設計作法に変わりはないわけですから、当たり前と言えば当たり前。
  
この日も木漏れ日がブリックレンガの壁に斜めにさして、しゃらしゃらと小さな音をたてていました。

2013.07.05

梅雨きのこ食す!

できごと

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梅雨らしい日がつづきます。明ける前にはなんとしても次の冬の薪を割り終えなければ!そんな切迫感に追われながらも、朝夕の散歩は欠かせません。
  
路傍のきのこが今年はいつもより多いです。昨日はコウジタケを3本収穫し、キャベツといっしょに炒めて食しました。すごくおいしいのになぜかうちの家族たちは手を付けません。独占できるから良いですけどね。

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きょうも見つけました。テングタケの仲間でしょうか。これは毒。そしてシロヌメリイグチ。これはたいしておいしくない。
  
なんでも食べてしまうわけではないんですよ。

2013.06.27

つかの間の晴れ間

できごと

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昨日までの雨が上がり、軽井沢らしいしっとりとした朝を迎えました。森の中に入ると葉っぱの緑がいつもより濃く見えます。
  
人はもちろん、動物たちも気持ち良さそうです。

2013.06.25

窓から見える景色

できごと

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普段何気なく見ている景色も、窓の開け方や視線の高さなど、見せ方を調整することで、印象が全く変わってきます。
  
現在工事中の「天神の曲がり家」では、南アルプスを正面に捉えて大開口を設けます。窓の大きさがそのまま迫力となり、まるで大画面で映画を見ているような、あるいは大きな絵画を見ているような、ダイナミックな景色をそのまま室内に取り込む予定です。
  
この家自慢の窓になると思います。

2013.06.23

鼻顔稲荷神社

できごと

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崖にへばりつくように建てられたこの建物。佐久市岩村田にある「鼻顔(はなづら)稲荷神社」といいます。いわゆる「懸崖造り(けんがいづくり)」の寺院建築です。移動中に偶然見かけて、気になったので立ち寄ってみました。

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中は細長い通路の様になっています。画像左側は全面開口で岩村田市街を一望できます。眼下には川が流れ、桜並木が続く景勝地です。一方右側はどこまがでも崖や壁が続いています。
  
少し調べてみると、仏様や観音様というのは岩屋や崖などに安置されることが多く、そこにお堂を建てて祀ると、必然と懸崖造りになっていくそうです。
  
一見、奇抜に見えるこの形も、実は必然的な理由がありました。築450年の「機能美」です。

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