ブログをご覧になられた樹木に造詣が深いオーナーから教えていただきました。
ナラメイガタマバチがコナラなどの若い芽につくる虫コブで「楢芽毬五倍子」(ナラメイガフシ)というそうです。中心部には幼虫室が見られます。
虫コブは知っていましたが、こんな芸術的な形もあるのですね。まだまだ勉強が足りません。
我が家のコナラの木に5〜6個なっています。ドングリの実、葉っぱの形からして、コナラであることは間違いないと思うのですが、写真のような実がいくつかついているのです。
クヌギのドングリに似ているのですが、まさか寄生している訳でもないでしょう。
いろいろ調べてみましたが、結局わかりません。ご存知の方がいらしたらぜひ教えてください。
久しぶりにアキ子さんの家を訪ねました。離れの増築を相談されたからです。7年を経て内部の木も良い感じの飴色になっています。
設計段階で私がこだわったこと、アキ子さんがこだわったこと、全てが良い結果になっています。
そんな程よい開放感のリビングダイニング。ダイニングの正面の壁一面が黒板になっています。聞いてみますと、壁を黒板にしてしまう塗装があるのだそうです。なんて大胆な発想。
細かく見てみますと、家族の情報交換の場となっているようです。この家族のすべてがここに集約されているかのよう。
私は建築を産むことは出来ますが、育てるのはオーナー自身。設計の意図は補強、補完されて、なんてたくましく育ってくれたのでしょう。
愛子さんから、「今ヤマユリが咲いてるよ、夕方来るとまさに妖艶!」山野草の楽園で今まさに咲き乱れていると、知らせがきました。2、3日中で終わってしまうとのこと。
もちろん見に行きました。なるほどまさに妖艶。訪れたのは西日のあたる夕方ではありませんでしたが、たくさんの貴婦人が声高に自慢話をし合っているようです。
全て自然に増えていったそうです。春の芽吹き以降、様々にかわるがわる山野草の花が咲く愛子さんの庭園。
とかくすぐに結果を見たい現代人。庭づくり初期に露出した土に、つい芝の種を蒔いてしまう。そんな衝動に駆られても、まず、雑草を伸び放題にしてその庭ならではの土づくりから始める、山野草の楽園は自然がつくるもの。人はそれを愛でて植物をほめてあげることで、成長を促すくらいが役割りでしょうか。