「天神の曲がり家」を訪ねました。
骨組みの状態でお引き渡したガレージ。外壁の合板が張られ、木製のサッシも取り付けられていました。
再び寒波が到来していますが、何とか年末までには外回りがまとまりそうです。
本日は助っ人がいらっしゃって作業を進めるようです。完成を楽しみにしていますね。
初めてコンペ案を見たのは9年前。空間を生み出す発想に心踊らされたのを覚えています。しばらくプロジェクトの存在を忘れていましたが、完成が近づいていることを知り、再び感動が蘇りました。
設計は伊東豊雄氏。建築場所は台湾の台中市です。
今まで体験したことのないような空間はオペラハウスとしての機能も兼ね備え、革新的な建築へと成長していました。
TOTOギャラリーでは、この9年間の軌跡を見ることが出来ます。
会場には曲面コンクリートの原寸モックアップが展示されています。コンクリートの型枠にワイヤーメッシュを使うことで、曲面空間を作り出していることが分かります。
今までCGでしか描けなかった、いわゆるアンビルトの建築が、現代の技術で実現可能になっています。