台風一過の爽やかで気持ちのいい秋の日、
PDOがフェローとして絶大なる信頼を寄せている写真家・松村誠氏による
「亀甲模様の家」の撮影が行われました。
撮影は朝から晩までかかります。
明るい太陽を浴びた昼間の顔、そして星空に浮かぶ顔を撮影します。
写真はそこにある”命”を写しているんです。と松村氏は語ります。
家を建てた人の思い、生活をするご家族の想い、建築家中村の情熱、
それらがその家のかもし出すオーラとなって、命が吹き込まれます。
そこに流れる”命”を感じて撮影する。
写真は不思議と、撮影する人のそのものが写りだされます。
松村氏の心の目を通した亀甲模様の家、どんな写真にできあがるか。
私達はいつもワクワクしながら待っています。
「はじめま~す」そう言って駆除作業の始まりです。
斉藤さんには毎年のようにお願いしています。
今が駆除のピークとのこと。
実は私は4日前自宅の庭でキイロスズメバチに刺されました。
骨まで沁みる痛さでしたね。
床下に巣があったんですよ。
そんなわけで「斉藤さーんSOS!」
直径25センチはありました。
ついでながら、スタジオの駆除もしてもらいましょう。
薪小屋の庇下にスズメバチの巣が発育中であることに気付いたのはつい2日前。
近づくと威嚇されます。
もう一度刺されるとアナフィラキシーショックも怖いです。
「はじめま~す」と言ってまた作業開始です。
この巣はコガタスズメバチだそうです。
(小型と言ってもキイロスズメバチよりも大型)
「ほら、これが女王バチ。大きくてお尻がプリンとしてるでしょ。」
斉藤さんは防護服を着た上からも普通に刺されるといいます。
20回目でアナフィラキシーショック症状が出たそうです。
2回目で皆がなるとは限らないそうです。
症状が出たら放置すると生命の危険があります。
斉藤さんも血圧が30-60まで低下したそうです。
なので「エピペン」という緊急対処薬をいつも携帯しています。
決して自分で駆除など危険ですから専門家にまかせましょう。
「いかだ床の家」のご家族からお食事にご招待いただきました。
物凄い手際の良さでご主人がつくっていきます。
ジャイアントテーブル式のダイニングは料理人はあたかもパフォーマーです。
いつも60人からの所員に料理を披露しているといいます。
職場の結束はそんなリーダーの努力のたまものなんですね。
今夜はイタリアンです。
「この家よくできてますね!」などと他人事のように気持ちよくなっていますと、
「中村さん似顔絵をかいてあげますね」と娘さんが言います。
「自分はどんな動物だと思いますか?」
「そうね、精悍で強くて優しいライオンかな」
・・・・しばし困った顔をしていましたね。「あぁ、やっぱりこんな呑気な感じになっちゃうのね・・・」と私。
子供は常に本質を見ています。
そんなダイニングの背後で小さな娘さんがブランコをしていました。
そのスリルに酔いもさめます。
「バラがいっぱい咲いたよ!見に来て!」朝6時半にオーナーから電話がかかりました。
もちろん起きていましたよ。
今年は梅雨入りしてから前線がはるか南に停滞したまま。
八ヶ岳高原でもとても乾燥した晴天が続きます。
庭木屋さんは悲鳴を上げる一方で、バラ愛好家にとってはこの上ない年となりました。
「朝露で濡れてきらきらするから朝がよいよ。勝手に見に来てね。」
早速見に行きました。
気持ちが華やぎます。
中村@PDO