更紗満天星の家で新たなプロジェクトが進行中です。庭に建つオブジェのようなミニマムなワークスペース。水まわりはなくワークカウンターとこだわりの椅子。母屋に対しての絶妙な配置と削ぎ落とされたデザインが特徴です。
テレビコマーシャルをはじめ、Web や映画など幅広く映像づくりを手がけている会社のサードプレイスとも言える拠点「天然水の家」
都会を離れ、森の中で心を静める。
アイデア出しを行う。
美味しい食べ物とお酒で思いっきり楽しむ。
夏のマザーハウスのまわりはキャンプベース。カラフルなテントが張られた光景は絵になります。3年目の夏を迎えるマザーハウスを近々訪ねる予定です。
フェロー建築家 橋爪賢一は、圧倒的に繊細な美のセンスの持ち主であり表現者です。
存在が「美しい」とはどんな理由からでしょうか。
全ての要件が絶妙なバランスで整っているということでしょうか。
建築デザインにとどまらず、グラフィックデザイン、webデザインにも美才を発揮します。
pdoのロゴマークデザインは彼の名作です。
学生時代は、バレーボール部キャプテン、生徒会長、宴会幹事、
と、気がつくとなぜか人を束ねる世話役になっていたとのこと。
しなやかで、話しの聞き手に回ることが多いのは、
デザイナーとしての資質に重要なことです。
さて、中村との出会いは、20年以上も前に遡ります。
苦もなく進学した信州大建築学科を惜しげもなく捨てて、桑沢デザイン研究所に自らの将来を賭けました。
そこで先生としての中村と出会います。
中村との建築デザインに関する交流は、そこから始まりました。
以来、世代を超えて共に高めあって来た、と中村は言います。
多彩な色と美をもたらしてくれるフェロー橋爪氏は、PDOにとってなくてはならない存在です。
フェローである加藤実という建築家は、行動力と独特の正義感を持っています。
それは大学山岳部で仲間共に多くの達成を得て来たことに由来するのかもしれません。
住まい手の夢を、骨太な機関車のように力強い実現力で形にしていきます。
それはまるで「俺がやらなければ誰がやる」とでもいうかの如く。
PDOにとっても頼りになる兄貴的人柄です。
建築の考え方には、建築家それぞれの独自性があると思います。
中村が「線」の集積で形創ることと比べて、加藤は「塊」で建築空間を捉えます。
塊がありそれをくりぬいて空間をつくり、その中に人の営みの多様性を受け入れます。
そこには多くの「挑戦」が仕組まれていて、人が本来持っている立ち向かう勇気を鼓舞するかのようです。
中村の「和」に対して、加藤は「拓」とでも言いましょうか。
シンプルな空間から多彩な顔を表現していく才能はとても見事です。
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