2023.10.27

居心地良さの感覚

デザイン道




目白にある自由学園明日館を訪ねました。

フランク・ロイド・ライトの建築を体験すると、
視界に天井が入り、床や壁と共に意識が向けられます。
低いところで天井高2.1m。
写真からも人が大きく見える程です。

それで窮屈かというと決してそうではなく、むしろ居心地良く感じます。
包み込まれる安心感の中に広がりさえ感じるのは
窓が多く、景色の切り取り方が大きいのだと思います。
メインの空間は吹き抜けや勾配天井にしてメリハリを持たせています。




人が居心地良いと感じる空間に決まった寸法はありません。
その都度考える楽しみがあり、興味が尽きないところです。

2023.10.20

秋の装い

その他



10月に入り寒暖差の大きな日が続いています。
植物の葉も徐々に色付いてきました。
ハロウィンの装飾と共にビタミンカラーは見ていて元気をもらえます。

建築が植物で覆われている姿もまた趣深さがあります。
建築を見ているのか、植物を見ているのか、その曖昧さが心地良く感じます。

環境との繋がりはPDOが大切にしているところです。

橋爪@PDO

2023.08.24

2階リビングという選択肢

デザイン道



ふうろの家のリビングは2階にあります。
宙に浮いた様な高い視線から眼前に広がる景色を楽しむことができます。



1階には子供部屋やスタジオといった個室を設けています。
庭との繋がりを感じながらアクティブな使い方ができます。

部屋の構成によって住まい方が大きく変化します。
敷地の特性やオーナーのライフスタイルに合わせて選択していきます。

2023.08.03

涼を呼び込む知恵

デザイン道


日本の伝統的な涼み方として「打ち水」があります。
水を撒くことで周囲の温度を下げ、見た目にも清涼感を出すことができます。
茶道では迎え水とも呼ばれ、お客様をお迎えする意味も持っています。


壁画の家のエントランスの床はクォーツサイト(石英岩)です。
割り肌仕上げ(割ったままの原石をそのまま仕上げとする工法)により、
1枚1枚違った表情を出せる天然石です。

和にも洋にも合う素材ですが、水を撒くことで一気に日本的になります。
エントランスが路地の様にも見えるのが不思議です。

2023.07.20

アプローチの演出

デザイン道




道路からエントランスに至るまでの通路をアプローチと言います。

程良い距離のアプローチは演出となり気持ちの切り替えにもなります。
初めて訪れるゲストに対しては期待感を高めてくれます。

PLATFORMではアプローチの壁に自然石を使いました。
エントランス内の壁にも同じ石を使うことで外との繋がりが強調されます。
視線は建物を抜けて眺めの良い森へと導かれます。

自然の中に暮らすことを実感し、
境界を曖昧にさせる仕掛けがアプローチから始まっています。

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