初めてコンペ案を見たのは9年前。空間を生み出す発想に心踊らされたのを覚えています。しばらくプロジェクトの存在を忘れていましたが、完成が近づいていることを知り、再び感動が蘇りました。
設計は伊東豊雄氏。建築場所は台湾の台中市です。
今まで体験したことのないような空間はオペラハウスとしての機能も兼ね備え、革新的な建築へと成長していました。
TOTOギャラリーでは、この9年間の軌跡を見ることが出来ます。
会場には曲面コンクリートの原寸モックアップが展示されています。コンクリートの型枠にワイヤーメッシュを使うことで、曲面空間を作り出していることが分かります。
今までCGでしか描けなかった、いわゆるアンビルトの建築が、現代の技術で実現可能になっています。
国道141号線に面する佐久市北部消防署は看板制作に力を入れています。
キャラクターは毎年変わり、今年は機関車トーマスです。過去にはポケモンやドラゴンボール、NARUTOなどがありました。共通点は子供たちのヒーローであること。そう、消防士はみんなのヒーローなのです。
アメリカ映画などでも消防士はヒーロー的存在ですね。このキャラクター看板もまた消防士を身近に感じ、ヒーローの代名詞として一役買ってくれることでしょう。
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ちなみにこの看板制作は毎年一番若い署員が担当するそうです。制作期間はおよそ2ヶ月。手作りというのもまたいいですね。それにしても毎年力作です。