2015.08.07

森の中の建築作法

デザイン道

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黒橋鳥かごの家の外観です。緑に映える板張りが印象的です。
  
板張りの継ぎ目には「目押し縁(めおしぶち)」と呼ばれる角材を留めています。
  
目押し縁は木材の反りや伸縮を上から押さえ、意匠的にも壁面の表情を豊かにしてくれます。
   
塗装色は樹皮の色に着想を得て調合したオリジナル色。木目まできれいに見える色合いです。
  
森の中で建築を作り続けてきたPDOならではの建築作法です。

2015.08.01

車路の計画

できごと

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道路からガレージまでの車路の計画は寒冷地において重要なポイントの1つです。
  
距離や勾配、意匠的なことから良く使われるのが砕石、石、枕木、コンクリートなどですが、空にひらく三枚屋根の家では、透水性のアスファルト舗装を採用しました。
  
アスファルトと聞くと道路をイメージしますが、それとは違い公園の歩道などで使われているような粒度の粗い舗装材です。
  
雨が降ると水は直接地面に浸透していきます。水たまりができないので冬場のスリップの心配が減り、雪かきの際も土を拾うことがありません。
  
見た目にも浅間石との相性が良く、庭の緑を引き立ててくれます。

2015.07.22

ランドセル工房

できごと

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土屋鞄製造所が先月、店舗とランドセル工房を併設した「軽井沢工房店」をオープンしました。

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店舗建築はブランドイメージに強い影響を与えます。素材感のあるレンガ、塗り壁、スチールなどが使われ、建築にも随所にこだわりが感じられました。駐車場からのアプローチもまた見どころです。
 
外の景色を楽しみながら、家族でゆっくりとランドセルを選ぶ。そんな時間を最大限演出しています。

2015.07.15

ふさわしさを考える

できごと

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公園で見かけた駐輪場のデザインです。コンクリートにスリットを設けて前輪が納まるようになっています。デザインされていますね!
  
雑多になりがちな駐輪場ですが、自転車を停めるという行為からカーブを描いて一列に並ぶ姿まで、公園の一部として上手く表現されています。
  
その場にふさわしいものを考えてみる。デザインの出発点です。
  

2015.07.07

お風呂場から発信

できごと

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油やがかつて「油屋旅館」だった頃、風呂場として使われていたスペースが今はギャラリーとなっています。
  
男風呂(写真上)・・・・草木染めのギャラリー
女風呂(写真中)・・・・雑貨や古本のコーナー
家族風呂(写真下)・・・猫の絵画など
  
自然光も入り明るく清潔感があります。タイルの表情、レトロな照明もまた場の価値を増しています。
  
「風呂場」と「ギャラリー」という一見無関係な組み合わせによって他にはない展示空間が生まれています。

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