森美術館で行われている「日本の建築展」。
本展のテーマである、日本人建築家たちが日本の伝統建築にどう影響を受け、
どう自身の仕事に表現していったのか、とても興味がありました。
写真は丹下健三の自邸を3分の1スケールで再現したものです。(現存せず)
サボア邸と桂離宮を自己解釈して設計されたものと言われています。
伝統建築も含めてそのまま真似るのではなく、
あくまで「触媒」と考え、全く新しいものを生み出しているのです。
着想のヒントは建築に限らず様々な所にちりばめられています。
何に注目し、どう理解するかで結果は変わってきます。
感覚的であり、哲学的な世界でもあります。
久々のブログアップとなります。
建築家の橋爪です。
まずは私の近況報告をさせて下さい。
昨年10月に待望の第一子(女の子)が生まれました。
最近は離乳食がスタートし、
もう少しでひとり座りが出来そうな状況です。
家族3人、賑やかに過ごしています。
子供ができて物事を見る視点が変わりました。
街に出た時は家族連れに目が行くようになり、
同じように子育てを楽しむ家族の幸せさや、
泣き止まない赤ちゃんの苦労もまた理解できるようになりました。
学生時代に「料理をしなければ設計はできない、
家庭を持たなければ設計はできない」と教わりましたが、
多くの視点を持つことはデザインの幅を広げることに繋がります。
これから先、どんな視点を持てるでしょうか。
密かな楽しみでもあります。
また、日常の中で感じたことを発信していきたいと思います。
カーテンや壁紙などを取り扱うサンゲツの東京ショールームが、今年の夏から品川に移転しました。以前の赤坂ショールームに比べて1.5倍の広さとなり、ゆとりあるスペースの中で素材選びが出来ます。
他にもカーペット等の床材や、椅子の張地なども取り扱っています。
例えばお使いのダイニングチェアの張地だけを変えてみるのも気分が変わりますね。
さらに大版セラミックスラブなどの新素材の展示もありました。
日々進化する建築素材。良いものは取り入れていきたいです。