2018.06.19

「抜け」をつくる

デザイン道


40年程前に竣工した建物の外観です。
白一色の壁面に丸みのある黒い手摺がアクセントになっています。
正面から見るとオーソドックスなデザインでしたが、
コーナー部分の処理を見て思わず足が止まりました。

通常、角にあるべき柱をずらし、手摺をL字に回しています。
柱が角にあるとこういった「抜け」は感じられません。
肩の力が抜けたデザインといいましょうか、
壁の面取りもあって柔らかな印象になっています。

一見無駄と思える部分やちょっとした余白には
実はデザインの可能性が潜んでいます。
ここでは柱を取り除くことで大きな違いを生み出していました。

2018.06.12

ヒノキ香る浴室 ―ハーフユニットバス―

その他


ハーフユニットバスをご存知でしょうか。
バスタブと床、腰壁までがユニットバス、
そこから上は自由に造作できる浴室です。

部屋の広さやバスタブの形状など制約はありますが、
在来工法に必要な防水工事などが不要なため
費用面でメリットがあります。

壁はタイルや板張りなどこだわりたいところ。
板張りであればヒノキは香りが良いのでおすすめです。
タイルもデザインが様々なので悩みますね。
大きな窓を設ければ半露天風呂としても楽しめます。

意外と自由度が高いセミオーダーの浴室なのです。

2018.06.08

バスタブを検討する ―カルデバイ―

その他


在来工法の浴室は全てオーダー製作です。
部屋の広さや天井高、窓の大きさはもちろん、
各部仕上げ材、バスタブ、シャワー水栓などセレクトしていきます。

ドイツのカルデバイはヨーロッパを代表する浴槽メーカーです。
耐久性の良さからホテルでの採用も多く、
ホーロー製のため保温機能が高いのが特徴です。
滑らかな質感もまた気持ちが良いです。

「海外製品なので洋バスでは?」と思われますが、
日本人向けの深さ47cmのタイプも出ています。

価格は国産の人工大理石製品とほぼ同額。
興味のある方はぜひご検討下さい。

2018.06.07

紫陽花の季節

できごと



今年もアジサイの季節がやってきました。
梅雨は気分がすっきりしませんが、
華やかで大きな花を見ると元気が出ます。
ホンアジサイ、ガクアジサイ、形や品種も実に様々です。

植物にとっては恵みの季節。
花を愛でる楽しみがあります。

2018.06.02

透かしレンガ積み ―軽やかなデザイン―

デザイン道


レンガの壁は重厚で素材感のある仕上がりになります。
通常は1段1段隙間なく積んでいきますが、
あえて隙間を作ることで奥の景色が見え、
一気に軽やかな仕上がりになります。

屋外だけでなく、室内でもパーティションなど
様々なシーンで応用可能です。
レンガ越しに入る光もドラマチックです。

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