2019.04.10

炎のある暮らし

デザイン道


薪ストーブは非日常的で見た目に楽しめる一方で、
眺めるだけではもったいないほどの暖房能力や実用性を備えています。
使えば使う程、相棒の様な頼もしい存在になっていきます。

薪ストーブ選びの入口は人それぞれ。
デザインから入るも良し、機能にこだわるも良しです。
ショールームに行って実物を見てみるのも良いですね。
薪ひとつとっても入る長さや入れ方が色々あることが分かります。

この日見たのは「クッキングストーブ」と呼ばれるタイプ。
オーブンと炉が別構造になっています。

イタリア製のドミノ(写真下)は炉内の炎が直接クックトップに向かうため熱効率が高く、
レストランなどプロの現場でも使われる本格的な一台です。
リング状の蓋を外せば直火が使え、中華鍋も置けます。(上段が炉、下段がオーブン)



一方、デンマーク製のノルン(写真下)はオーブンが上段にあります。
炎が目線に近い位置で楽しめるのも縦型デザインの良いところです。
また、天然石ですっぽりと覆われているので蓄熱効果が抜群です。


まずは薪ストーブに何を求めるか、
お気に入りの一台に出会うための第一歩です。

2018.11.05

ピクチャーウィンドウの色づき

その他


今年も紅葉の季節がやってきました。
各地で秋祭りなどが行われ賑わっていますね。

窓から見える景色も赤や黄色に変化し、
季節の移り変わりを感じます。

薪ストーブの炎や色づいた樹木を眺めながら
秋の夜長を楽しむのもこの時期ならではの過ごし方です。

2018.11.03

ソファベンチ ―空間に溶け込む設え―

デザイン道


リビング空間は家族が集まり
景色も楽しめる最も居心地の良い場所です。
そんな場の設えとしてソファベンチを造作しました。

ベンチや背もたれは大工工事、
クッションはオーナーご自慢のオーダー製です。

木の香り漂う空間に一体感ある設えです。
背面の本棚もまた違和感なく溶け込んでいます。

2018.10.17

アイストップ ―視線の先にあるもの―

デザイン道


部屋に入って人の視線はどこに向うのか、
おそらく人それぞれだと思いますが、
それを意識的にコントロールする手法を「アイストップ」といいます。

例えば廊下の突き当たりにニッチを設けて花や小物を飾る、
壁の一面だけ他と違う仕上げにする、
大きな照明器具をセレクトするなど、
視線を集めることで見せ場に変えてしまいます。

かわせみの家ではダイニングの飾り棚に
オレンジ色のアクセントクロスを貼りました。

他にも吹き抜け空間や屋根のあるデッキ、
キッチンスペースなど見所は沢山ありますが、
まず目を引くところを作るのも演出です。

少し派手かなと思うぐらいがちょうど良いです。
楽しみながらデザインできる部分です。

2018.09.21

非日常の中の日常 ―TVのレイアウト―

デザイン道


「美しい景色や眺望など、最大限リビングに取り込みたい」
ソファからの眺めを吟味し、薪ストーブの炎も見られればベスト!
・・・しかし、実はそうとも限りません。

忘れてはいけないのがTVの計画。
最近は見る場所や手段も多様化していますが、
リビングに設置する場合は50インチを希望される方が多くなりました。
幅1.2m、高さ80cm程度あるため無造作に置くことは避けたいところです。

壁掛けタイプは壁面に埋め込むことができ、
床置きタイプも飾り棚と組み合わせたり、
造作家具の一部として扱えば空間に馴染んで見せることができます。

リビングはその家の特等席ともいえる場所です。
TVも空間を作る大切な要素として計画していきます。

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