引渡しから数ヶ月がたった陽だきがたの家を訪ねました。すっかり庭もできあがり、建物の外壁と緑のコントラストがとてもきれいです。
道路側には道ゆく人の目を楽しませてくれる前庭があります。玄関へ続く小径にはチップを敷き詰め、庭からでてきた小石でオーナー自ら縁取りをしています。
工事中の巨石群には難儀しましたが、庭を少し掘ればまだまだ小石はたくさん。庭づくりの素材としていろいろ役に立っているようです。
ガレージへの傾斜のある車路は、悩んだ末に目地を入れたコンクリート舗装としています。味気ないのではと心配されていましたが、少しずつ馴染んできています。
先日の植樹祭にもご夫妻揃って参加いただき、ご自宅用に八ヶ岳の自生種の苗木を数種類購入いただいたようです。四季を通じて樹々の育つ姿を眺めるのも、楽しみの一つですね。
この日のために着々と準備を進めてきた植樹祭。昨夜からの大雨で開催が危ぶまれましたが、朝には雨も上がり、薄日の射す天候の中、100年後の森を夢見て、次世代へつながる森づくりがはじまりました。
樹木を育てる会の方から植え方の手ほどきを受け、穴を掘る人、堆肥を入れる人、植える人と役割を分けながら、思い思いのスタイルで植樹していきます。
目印となる1000本以上の割り箸をさす先日の作業ではほんとに1日で終わるのだろうかと不安いっぱい。でもそんな心配もご無用。おしゃべりしながら、高木、中木、低木と様々な樹種の苗木がみるみるうちに植えられていきます。
お昼は一緒にお弁当を食べながらの森づくり談義。そして青空がのぞく中、午後の作業がスタート。皆さん午後の作業も参加いただき、夕方には1000ポットを超える苗木の植樹が終わりました。
多様な樹木が植えられた敷地は壮観です。心地よい疲れと達成感を噛みしめながら最後に皆さんで記念写真です!
ブログをご覧になられた樹木に造詣が深いオーナーから教えていただきました。
ナラメイガタマバチがコナラなどの若い芽につくる虫コブで「楢芽毬五倍子」(ナラメイガフシ)というそうです。中心部には幼虫室が見られます。
虫コブは知っていましたが、こんな芸術的な形もあるのですね。まだまだ勉強が足りません。