フラクタル図形とは、自己相似性を有し、形の一部を拡大していくと、同じような図形が繰り返し現れるものを言います。
自然界には植物の葉の形や樹木の枝分かれの形、人体の肺の血管構造など様々なフラクタル構造が見られます。
このロゴはPDO創業当時のもの。 実は今のロゴが元々のデザインだったのですが、創業の2011年に東日本大震災が起こり、津波を想起させるのではないかとのことで、急遽差し替えた経緯があります。
フラクタル構造をモチーフに、樹木の形を表したこのロゴ、個人的には結構気に入っています。物事の本質、核となる重要なコンセプトをデザインに落とし込み、それが時の流れとともに、静かに周りに広がり、豊かな環境をつくっていく。
環境の連続性を意識して大事にしていく。
方向を見誤らないように、このロゴは手作りPCスタンドに貼ってあるのです。
心地よい眠りのための特別な空間。
空間のプロポーション、色、素材感、光、温熱環境。
デザインの重要性を感じる。
土地探しから建築プロジェクトに関わる中で考えることがあります。
ロケーションや周辺環境、地形、その土地の植生、向こう三軒両隣の近隣関係。いづれもランドスケープデザインをする上で重要な要素となります。設計要件において敷地が求めることの起点になることです。
大事なことは住まい手がその土地の価値をどう見ているのかという視点。その土地に決めた理由です。その上でまだ気づいていない価値を発見し、共に見ていくというプロセスも大切にしていきたいと思います。
建物ができて庭づくりが始まる。建築や暮らしは静止画像でななく、映画の一コマのようにストーリーを紡ぎながら動いていきます。
動かしているエネルギー、その構造に意識と注意を向けることがその後の状況が展開していく道筋を美しいものにしていくと信じています。