2015.07.02

対話というプロセス

デザイン道

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議論(ディスカッション/パーカッションと共通の語源をもつ)ではなく、「意味が流れる」という語源をもつ、対話(ダイアローグ)。PDOでは対話を大切にした文化を築いています。
  
家づくりの過程でのオーナーとの対話、設計意図を共有するための現場での職人さんとの対話、社内でイノベーションを生み出すための対話。そして、家を取り巻く自然環境との対話。
  
対話がプロセスとなり、次の新たなプロセスを生み出していきます。
  
すぐに評価(判断)せず、受け止めて、対象に秘められた力を引き出していくこと。そこに思いもしない形が生まれてきます。
  

2015.06.26

野草の森を夢見て

森づくり

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パソコン作業をしながら、ふと窓越しの林縁に目を向けると、小さな淡い黄色の花に目が止まりました。
  
さっそく外にでて、iPhoneでパチリ。インターネットでいろいろ調べてみましたが、似ている野草はあるものの、どれも違うようです。
  
そんな時、園芸家の広岡芙美恵さんを思い出し、さっそく画像を送り、尋ねてみました。
  
「自生している野草の『キバナヤマオダマキ』ですよ。」ほどなく返信がありました。キンポウゲ科オダマキ属の多年草です。
  
花の後にできる実が熟すと種が採取できるようです。数年後の野草の森を夢見て、種から育ててぜひ増やしたいですね。

2015.06.25

はじめての煙突掃除

できごと

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ひと冬を過ごされた「隠れ谷にある家」で薪ストーブの煙突掃除です。設置していただいたアサマストーブさんにお願いしました。

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床下暖房はほとんど使わず、大活躍だった薪ストーブ。針葉樹が多かったこと、乾燥が不十分だったこと、まだ慣れない初年度ということなどもあったのか、大量の煤がこびりついていました。

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そのまま放っておくと、燃焼が悪くなったり、まれに煙道火災を起こすこともあります。
  
オーナー自ら煙突掃除を行う方もいらっしゃいます。ただ初回だけはプロにお願いして、ストーブの状態を診断してもらい、使い方などアドバイスいただくことをお勧めします。

2015.06.18

風景をつくる〜フェローの森の夢

森づくり

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中村が何年も前に描いたスケッチです。八ヶ岳の森の土地開発デザイン。
  
先月末、地方への移住促進、地方創生推進ための国民会議が発足しました。『そうだ、地方で暮らそう!』国民会議
  
産官学が協力して、地方移住しやすい環境を整える計画だそうです。
  
八ヶ岳南麓を抱える北杜市では近年移住者が増えていますが、家を建てるための土地供給や空き家の活用などは、とても寒々しい状況で受け入体制が整っているとはいえません。
  
当たり前のことですが、家を建てるには土地が必要。土地探しの段階からご相談いただくことも多いのですが、なかなかお勧めできる土地がないのが実情です。
  
5年、10年先を見越した、良質な土地開発・供給が必要となってきます。フェローの森の夢。実現に向けての小さな一歩を踏み出すときが来ているのだと感じます。

2015.06.12

森へ

森づくり

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久しぶりにヤツガタケトウヒに会いに森へ。圧倒的な存在感があります。
  
時を重ね、たくさんの記憶を包み込んだ風格。どっしり構え、環境と応答しながら生きていく術をそっと語りかけてくれます。

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