2024.11.08

建築実績案内

できごと



軽井沢にある「じいそぶがるてんⅡ」(Villa Classi Karu
オーナーのご厚意でお忙しい営業の合間にふたつのコーテージを見せていただきました。
どちらも20坪台、1棟貸のコテージなので別荘感覚で宿泊体験ができます。



2024.10.26

敷地の見立て ー建築の総合診療医ー

デザイン道



霧ヶ峰高原近くの別荘地。数少ない絶景山岳眺望の敷地です。
土地の検討段階でご相談を受けることが多く、土地購入の申し込みをされた方からご依頼を受けて敷地を見てきました。

敷地は急傾斜地。道路からの離隔距離を考えると建物が建つ位置は急斜面です。設計も施工もとても難易度の高いプロジェクトになると思います。希望の間取りや暮らしがこの場所で実現可能かなのかどうか?住まい手にとっては重要なことです。

この敷地をどのように見立てるか。身体の診断をする医師と同じように責任の重い仕事です。ロケーションや地形・地勢、敷地の植生、周辺の微気候、伏流水・漂流水、インフラなど見る要素は多岐に渡り、建築の総合診療医という役目でしょうか。

数々の実践を重ねてきたPDOに求められていることだと感じています。個別の専門領域だけでなく、その繋がりや関係性を読み解く力が必要です。

2024.10.06

NATURE’S DESIGN ー大自然のかたちー

デザイン道



大自然には気が遠くなるような時間をかけてつくりあげてきたかたちがあります。流れているものとその流域の地形で変化していくものですが、そこには一定のルールや物理法則が存在しています。

自然と向き合いながら日々建築に携わる中で、その原点と言える型のようなものの存在を確かに感じています。のちの設計図となるようなDNAを見える化していくことが求められています。厳選されたプロトタイプとして世の中に発信していくことが家づくりの羅針盤にもなり得ると考えるのです。

最小にして最大を得る方法を見つけ出す。
様々なものを身にまとい過ぎて、膨らんでしまったもの。一旦削ぎ落として、そのあるべきデザインの原型を示し、住まい手と共有していくことで、設計プロセスのあるべき道筋をつくっていくことができるのではないか。

本来の自然の中での暮らし、環境との応答が心地よく感じられる源をしっかりと伝えていくことがPDOのこれからの役割でもあります。土地が内包している記憶、住まい手の想い、そこにPDOのDNAが加わって、様々な建築実績が生まれています。

2024.09.28

体験宿泊 ー森の中のコテージー

できごと



軽井沢にある「Villa Classi Karu
1棟目のコテージ、 Villa Oakの稼働が順調に推移し、今年2棟目となるVilla Elmを建てました。森の中に佇む心地いいコテージです。


先日、1年半ほど前の冬にコテージに数日ご滞在されたご夫妻が設計相談でスタジオを訪ねてくださいました。厳冬期にもかかわらずとても快適で気持ちよく過ごしたと嬉しいコメントもいただき、永住のための住宅の設計をこれから時間をかけて進めていくことになりました。

八ヶ岳を中心に実績案内はさせていただいていますが、宿泊されてその空間で長い時間を過ごされることで、いろいろな気づきや発見もあり、自分たちが何を求めているのかがより明確になってくることでしょう。これからいい季節になってきますので、ぜひ森のコテージを訪れてみてください。
オーナーのこだわりが随所に感じられ、PDOとのコラボレーションが形になったコテージです。

 

2024.09.20

住み継がれる家 ー環境価値を高めるデザインー

できごと デザイン道



PDOの家ではありませんが、中村が17年前に設計した軽井沢の別荘です。ご縁があり取得された2代目のオーナーからデッキ増築等の相談があり、打ち合わせに行きました。
いろいろ手入れをされながら過ごしてきたことが感じられる建物で、17年経ったとは思えないよい状態でした。


ここ数年、いろいろなご事情から次のオーナーに引き継がれていく建物がいくつかあります。少し寂しい思いもありますが、大切に使われてきた建物が代替わりしたり、新たなオーナーの手に渡って住み継がれていくことは建築家冥利に尽きると思います。

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