自然豊かな地での四季を感じる暮らし。移住や二拠点生活(デュアルライフ)をご計画の方から検討している敷地を見てほしいとのご依頼も増えています。
どこに住まうのか?
経験豊富な設計者だからこそ見えるものがあり、植物(敷地の植生)や気象学の知識でわかることも多いのです。都会と違い自然環境への開き加減とその術を駆使した設計が重要です。
優れたパッシヴデザインは的確な見立ての先に生まれます。
「トレイルランの家」を建築実績にて公開しました!
軽井沢の起伏のある敷地。
土地を読み込みダイナミックな自然に取り込まれる家が完成しました。
家が完成し石積み工事なども終わり樹木や草花でこのエリアの風景をつくる仕事がはじまっています。ご夫妻と年末に打ち合わせしたゾーン毎にテーマを持って庭づくりを行います。
裸地になっている斜面には平井さん手づくりの庭へとつながる階段ができあがり、連休明けから植え込みがはじまっています。
仮置きしてあるポット苗はタイム。グランドカバーとしてクリーピングタイムなどを地植えします。鹿の通り道になっている敷地なので鹿の嫌う植物を植えたり、一時的にワイヤーメッシュでガードをしたり。鹿との折り合いのつけ方も実践の中で探っています。
(一部写真提供:平井氏)
八ヶ岳の南麓で産出する通称「やつ石」
愛さんが庭を手がけたお宅にお邪魔しました。地元の石材屋さんが加工した石を使っての石積みです。
オーナー自らが時間をかけて積んでいます。
積み方も石の産地や用途で色々ありますが布積みでしょうか。
石積み一つとっても使う素材、積み方によってその表情は様々です。住まい手の好み、環境との馴染み、樹木や草花との相性など検討する要素はたくさんあります。
樹木や草花などのソフト、デッキや石積みなどのハード。ソフトスケープとハードスケープで構成されるトータルな空間とデザイン性を考えるのがランドスケープデザインです。
片流れの屋根裏を使ったゲストルーム。スピリチュアル・キャビンに相応しい空間が生まれています。
ベッドは造作でスノコと枠をつくりオーナーがマットレスをオーダーして収めています。
寝心地も抜群です。
部屋は階段スペースも入れて9帖のコンパクトスペース。