設計提案中のお客さまを「玄の家」 にご案内しました。
都会の住まいで感じている広さと開口部の大きい自然の中での住まいでは、広さの感じ方も大きく変わってきます。外の自然環境との連続性と各部屋のつながりで、数字で感じる以上の広さを実感していただくことが多いのです。
必要以上に建物を大きくしないこと、懐にも優しくなります。
細田@PDO
テーマに惹かれていま読んでいる本です。
サステナブルデザインの目的に一つに「廃棄物を減らす」ということがあります。短いサイクルでのスクラップアンドビルドはサステナブルではありません。
PDOが仕事をしているエリアは郊外というよりは高原・山岳エリアですが、同じような問題が起こっています。30年も経たず、取り壊される建物も多いのです。夏仕様の別荘など性能面で問題ありの場合は仕方のないケースもありますが、規模やデザインで顧客の需要を満たせずに解体されていく建物も少なからずあります。
4月1日からの法改正で、地域ごとに決められた省エネ性能を満たすことが義務化されて、これからつくられる建物は性能面では将来求められるニーズをある程度満たしていくことと思います。
するとより重要になってくるのはランドスケープも含めた建築のデザイン。単体ではなく、周辺の家屋や環境との関わりの中でデザインしていくことが、建築に関わる人たちの責務ではないでしょうか。
次世代にしっかり引き継がれる家、周辺環境をよくしていくような庭のデザイン。PDOがこれからもパートナーの方々と協働しながら実践していきたいことです。
PDOデザインのDNAを次世代へ伝えていくためのコンセプト住宅。
MS -3「135度への字の家」
森環境と生活が一体となる多面方向に拡がりを持つ家。
家族の家としても、核家族の再集合の家としても、十分な広さを持ちます。
PDOデザインのDNAを次世代へ伝えていくためのコンセプト住宅。
MS-2「たるの家」
暮らしに必要な機能が全て盛り込まれた、最小であり最大の家です。
庇でカバーされたデッキスペースは家の中の様な、外の様な曖昧な空間です。
季節の風や香りを感じながら、心の赴くままに目の前の景色を楽しむ。
そんな穏やかな森の暮らしを満喫できます。