こちらの写真は建築後13年目の板壁。当初、建物の西側にカラマツ林があったため、風雨や日射をある程度防いでくれていたためか、比較的良い状態だったと思います。
そして、24年目の姿。シルバーグレイの塗装はほとんど退色し、かなり濃くなっています。随分前にカラマツ林が伐採されて、風雨や紫外線の影響をより受けるようになったことも影響しているでしょう。
今まで外壁はノーメンテナンス。塗装の退色など気になる方もいると思いますが、機能面では今のところ問題はありません。お客さまには15年〜20年くらいで洗浄の上、再塗装すると良い状態がさらに長く保たれるとご案内はしています。
あまり神経質にはならずに、でも愛着を持ち気にかけてあげること、変化を受け入れることも大事です。
細田@PDO
先日、建築相談いただいているご夫妻に建築実績のご案内をしました。
築8年目を迎え、今は2代目オーナーが大事に暮らしている「A BOOKCAFE HOUSE」です。
かつてはたくさんの本が収められていた本棚は、植物好きの新オーナーのセンスで観葉植物やこだわりの雑貨が飾られて温かみのある空間を演出しています。
「慌ただしくあちこちを巡るような旅行に行くのではなく、こういう温かみや命を感じるような家で普通に暮らしていくことがほんとうの豊かさじゃないかな。」
実績案内のあと、ぶどう栽培やワインの醸造に日々向き合っているご主人がしみじみ語られていたのがとても印象的でした。
「フルートの窓辺のある家」を訪れました。完成から10年の歳月が流れ、木部は全体的に経年変化で濃くなり、漆喰の壁とのコントラストが美しいです。
調湿効果のある漆喰の効果もあるのか、凛とした雰囲気が空間に漂っています。
窓辺には譜面が置かれていますが、数人でこの空間で演奏されることもあるようです。10年が経ち、あらためてオーナーが望んでいた空間ができあがっていることを嬉しく感じました。
「女の神山の家」建築実績に公開しました。
蓼科高原の標高1,600mのカラマツが美しい別荘地です。
標高1,600メートル超えの蓼科の別荘地。別荘地内のPDOの施工した家の外観をご覧になられた方から相談をいただき、検討されている敷地を中村と見てきました。
最近にしては珍しく緩やかな傾斜の林間の敷地。敷地に立つと抜けの方向も見え、どのようなプランが理にかなっているかのかがわかります。
敷地が求めるものと建主の希望、折り合いつけて最適解を探ります。