オーナーの皆さま、旧年中は大変にありがとうござました。
今年も建築が自然環境と融合し、オーナーの夢がそこで実現されるよう、
培ったデザイン技術を駆使しお役に立てるように頑張ってまいりたいと思います。
職人のみなさん、本当にいつもご苦労様です。
PDO流建築は難しいです。
でも創作されたものは文化として未来の子供たちに渡していくものです。
永く愛される建築を共につくってまいりましょう。
ブログを閲覧してくださる皆さま、いつもありがとうございます。
皆様にとって私どもの発信する情報が少しでもお役に立てたらと思い、
お顔は拝見できませんがきちんと意識して記事づくりに励んでおります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成29年 元旦
PDO建築事務所 一同
「年内までには作ります!」そのようにオーナーにお約束したHEさん。
井戸ポンプを囲う小屋を手づくりすることになりました。
今日はそのタイムリミットの仕事納めの日。
最初は丸のこを駆使して効率よくつくってしまおうと考えていたようですが、
「手のこのがいいな!」と、のこぎりに持ち替えました。
結局設計図は私がつくってあげました。
たかが井戸小屋、されど井戸小屋。用いる羽目板の割り付けから逆算して、
骨組みの寸法を決めていきます。
何事も設計図次第なんです。
「LESS is MORE」とは巨匠ミースの遺した言葉。
すっきりとシンプルに見える空間や納まりにはそれを実現するために、多大に見えない苦労、積み重ねがあるということ。
シンプルであるということと手間を省くために大味であることとは、雲泥の差があります。
寒冷地の建築において外面建具を大工が造作枠、建具屋が木製で造るということは、気密、断熱性能を確保しかつ、仕上がりがすっきりとシンプルなデザインは、多くの失敗経験を積まないとできないことです。
市販のディテール集や雑誌を真似るなど危険なことです。
CAD図面は結果のみを清書するツールと考えています。
多岐にわたる思いを検討、統合するためにはやはり手描きの納まり図でしか、なし得ないと思います。
中村@PDO
11月に大雪?どの報道でも「明日は要注意!大雪」とのこと。
最近は報道に踊らされてはいけない、と心がけているせいか、
にわかに半信半疑。なのでタイヤはノーマルのまま。
それでも朝5時に起きてみるとすでに積雪3センチはありましたね。
降り始めは着雪がふわふわしているから特に滑るんです。
こんな時は車重のある車は不利です。
軽くて4WDのバランスの良いジムニーで問題なくうずまきスタジオに到着。
でも速度は30キロ。過信は禁物。
それにしても、みんなして悪い冗談を言っているのかとも思っていましたが、
本当に大雪になりました。
タイヤを履き替えます。
中村@PDO
春に引き渡しを終えたオーナーご夫妻がスタジオを訪ねてくださいました。
来る冬に向けて薪についてもろもろ相談にのっていただきたいとのこと。
薪小屋は必ず必要か?
土埃にはなりますが風通しを良くすれば雨ざらしでもよいのです。
一番いけないのはシートでラッピングして蒸らしてしまうこと。
市販のラックに積んで上にトタンをのせる程度で良いです。
斧は?
外国製品は欧米体型向けなので重く、柄も短いので私たちには危険です。
450匁ほどの国産斧が良いです。柄が長く適度な重さなので空振りしても
脚を打ってしまうようなことはありません。
早速薪割の実践です。PDOの薪割の流儀は2通りあり、
細田流は男割り、中村流は女割りです。どちらでもよいですが、
女割りはかよわいひーさんでもやります。オーナー奥様でもOKな割り方。
チェーンソーは電動?ガソリンエンジン?
電動は清潔で手軽ですがパワーがなく、玉切りは疲れてしまいます。よって危険です。
混合ガソリンのもので、できるだけ軽量、パワー大のものが安全です。
量販店購入は避けるべきです。同じ型番でも耐久性が劣る上、メンテナンス対応が
悪いからです。
ひーさんの女割りお手本実演です。
腕が鈍っているのか、割れませんでした。
かっこわる。
中村@PDO