今年は夏らしい抜けた青空がつづきます。登山は四季を通じてつづけてきました。中でも庭の延長でもある八ヶ岳には、毎年近所の子供たちや、学生をけしかけて、夏に登るようにしています。
さて、今年もやります。美濃戸口まで車で行って、その日のうちに太古の昔の八ヶ岳の噴火口、硫黄岳の小屋で泊まり、夜明けとともに稜線をつたって、赤岳の頂上でご来光、ゆっくりと下山してくる、1泊2日のコースを考えています。
今のところPDO細田とその息子君たちが参加を表明しています。私、中村がご案内させていただきます。日程は天気次第ですが8月16日、17日あたりです。
パーティー参加者受付中!
かつて、家を持とう!ということになるとまずハウスメーカーを検討、ということがほとんどだったと思います。モデルハウスも完備されて、完成のイメージがしやすいですから、間違いがない、安心、安全・・・・、そういうことでしたでしょう。
でも、最近では家づくりに関して一歩前進した動きを感じています。設計事務所に頼むほどではないにしても、自分のイメージをセンスよく実現してくれる、「設計力のある工務店」の人気が高まっています。私たちPDOには最近そのような指向の建て主さんからの問い合わせが多いのです。
確かに高度成長期のこの国では、豊かになる生活と比例して住宅を量産しなければならない時期がありました。必要とされたのがハウスメーカーの品質の一定化と工期短縮。一方で設計と施工が分離した流れ作業体制。
時代は変わりました。
必ずしも効率的でなくて良い。急がなくてよい。そんな建て主さんは土壁を希望する事が多いです。最近の指向と一致します。そんなニーズにこたえるように雨後の筍のように、多くの土壁メーカーが出現して、我こそは一番!と主張するものですから、もう何がなんだか分からなくなってきた今日この頃です。
八ヶ岳南麓に移住してもう18年目になります。
実は今年初めて庭に芝種の追い蒔きをやめました。芝といってもケンタッキーブルーグラスといって牧草です。ゴールデンウイークの恒例行事としていました。
庭木は18年を経て、大きく育ちました。犬桜、ブナ、ヤマツツジ、かつら、紅吉野、そしてメインのミズナラ。
地面は常に木陰でもう雑草が異常に成長する事はなくなっていました。それが条件反射的に春になると芝種の追い蒔きをしていたのでした。
愚かしいことにやっと気づきました。そんなわけで今年からは草刈もせずほったらかしにする事にしました。
そうしたらあら不思議!稚児ゆり、ミツバ、青紫蘇、フタリシズカ・・・・、様々な山野草が競うように生えてきたではないですか!
自然林の林底さながらの趣です。あえて手を加えない勇気。
ぼうぼう結構!
去年の薪作りは忙しさにかまけて、どうにかなるかな?と少々不足気味なのを承知で冬突入!結果、3月中ごろには薪は枯渇して、とんでもなくつらい思いをしました。居住部分は簡易的なヒーターでしのいだものの、スタジオは寒冷の地獄。PDOメンバーも自宅サテライトに徹する羽目に。
今年こそは豊富に薪を作っておくぞ!と張りきったはよいが肝心の丸太が出ない、薪屋の中島さんがそういいます。いつも満載の丸太を庭先にドーンと運んでもらいます。今年は東電関連の伐採が少ないのでしょうか?そうこうするうちに入梅してしまいました。中島さんにTELしましたら、「本業が忙しくって・・・・。出てるらしいけど取りにいけないですー!」などといっています。中島さんの本業は薪屋さんじゃなかったと初めて知りました。(庭の管理なんだそうです。)
さて、もうなんでもいいから早く持ってきて!と催促しましたら、唐松丸太をいっぱい持ってきてくれました。この際えり好みを言っている場合ではないです!
今年の薪作り急ピッチです!
今年から八ヶ岳南麓景観を考える会の理事をおおせつかりました。いっそうまじめに活動参加しなくてはいけません。会では南麓に現存している植生のどんぐりや野生の苗を採取してきて、ポット苗を育てています。厳密に言うと潜在植生と現存植生は違います。現存植生は雑草だらけの裸地から始まって、いずれは(一千年?)かけて潜在植生(極相)に至りますが、会の育てている苗は中間期くらいの植生でしょうか。
ミズナラ、コナラ、ケヤキ、クヌギ、ヤマザクラ、モミジ、マユミ、エゴ、ヤマボウシ、ドウダン、ニシキギ、シモツケ、ズミ、ムラサキシキブ・・・・・・・すごい数の種を育てています。
育ててどうするか?植樹イベントや企業の緑化などに使ってもらったり販売します。NPOは活動資金がなければ立ち行かなくなりますから。
今週は私が水遣り当番です。ちびっ子の樹たちと話しながらすべて終えるまで2時間かかります。