2012.10.04

熊野神社奥社

できごと

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しばらくお休みしていた軽井沢での創作活動でしたが、求めに応じてみようかな・・・などと思い始めました。
  
私の軽井沢通いは高校生時代に端を発します。当時の私は音楽関係に進みたいと非常に浅い思慮でおりました。軽音楽部(生楽器のみ使用可)の部長をしておりまして、合宿を学校寮のある軽井沢で度々やっていました。発声練習などをして周辺の美術館や山荘の皆さんからひんしゅくを買っていました。
  
そんな縁で卒業後も何かとOBの会合や親睦会を軽井沢でやっておりました。
  
私の建築作品の多くは八ヶ岳から甲府に集中しておりますが、軽井沢にもいたるところに私の仕事が残されています。
  
そんな軽井沢に中村が帰ってきました。4年ぶりです。まずやること。熊野神社へのお参りです。信心深いわけではなくその背後に広大に広がる「鎮守の森」を訪れるためです。どうしてもここから再スタートをきりたいと思いました。
  
熊野神社奥社は鎮守の森の楡の木の根元に本当に小さく在ったのでした。

2012.10.01

かたつむり―秋―2

できごと

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白樺湖の西の、よく手入れされた英ガーデン。その入口のあたりにとてもよい具合にゴールデンアカシアがある。遠景の中にも映え、良い目印にもなっている。
  
なぜか皆これを真似る。いつの間にか植木屋さんの人気樹種になった。河川堤防保護のため植えるニセアカシアと同様、旺盛な繁殖で根を張り巡らせるのだ。短期間のうちに大地を被う。在来種はひとたまりもない。
  
あろうことか湖畔にゴールデンアカシアを大量に植えて「黄金アカシアの森」などといって客寄せしているから腰を抜かした。やってよいことと悪いことがある。大変なことになる。
  
今や毎日の様に多く生物種が絶滅していく。かの恐竜が隕石の衝突で絶滅したときもほとんどの哺乳類は生き延びたという。そんな大絶滅の何倍もの勢いでこの100年足らずの間に、絶滅がつづいている。地球の生命は全てが平衡バランスをたもって成り立っている。何かが絶滅すれば連鎖して大量繁殖し、何かがまた絶滅する。人が生存する条件が危機に瀕している。人自身が招いていることだ。
  
なにはともあれ、この高原ではめっきりカタツムリを見なくなった。なにが起こっているのか?

2012.09.25

よみがえるデザイン「PDO方位シンボル」

できごと

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各方面にエキスパートなメンバーが参集しPDOを結成、ロゴマークについても時間をかけて散々検討していました。そして内定していたデザインがありました。自然の創り出す神秘のうずまき、オウムガイをモチーフにしたデザインです。意匠登録の段取りにも入っていました。
  
ところが思いがけない大災害。3・11です。首都高速のバスの中でこの瞬間に遭遇した私は、6時間以上も足止めされたバスの中で、津波が街を飲み込む瞬間、漁船がうずまきに巻き込まれて旋回する・・・、千葉のコンビナートが炎上している様子など、停電のないバス内のモニターでライブ映像で観ていたのです。
  
おそらくは一生忘れることのない恐怖。
  
そして、オウムガイのデザインを見た瞬間、その恐怖がよみがえってくるのでした。そして廃案になりました。
  
時を経て、このロゴマークを復活させようと思い至りました。それも図面にはどんなときも必ずある、方位のシンボルとしてよみがえりました!

2012.09.20

リフジオボーボー4年ぶりの訪問

できごと

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高原にもうひとつの家を持つために土地探しをしていたオーナー家族。娘さんは、この敷地に立ったとき思わず「リフジオボーボー!」と叫んだそうです。ドイツ語で「草ボーボーだなこりゃー!」という意味でしょうか。起伏のおおい傾斜地に美しい樹がそこかしこに。旺盛な生命感に満ちた土地でした。そんなわけでこの家の名前は「リフジオボーボー」。
  
完成して4年。すっかりご無沙汰していました。ちょっとした相談事があり4年ぶりの訪問です。時を経てますます土地になじんでいます。
  
娘さんも息子さんも揃ってドイツ留学してしまい、今ではご夫妻だけで高原の生活です。

2012.09.17

私流薪割り打法

できごと

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梅雨明け前までにはその冬の薪は割り終えなくてはいけません。ところが往々にして力尽きるのです。それが問題です。
   
この冬の薪はほとんどが唐松と赤松。ナラなどの広葉樹は手に入りにくくなっています。もっとも、成長に時間がかかり、より潜在の森に近いナラやクヌギを薪にする事は、奨励できないことです。とはいえ、唐松赤松は敬遠したいのが本音。どうしてか?割ってみて下さい。そして燃やしてみて下さい。すぐ分かります。
   
まず、玉切りはむしろ楽です。でも目がよれているので、また節だらけなのでスカンッ!とは割れないのです。大概の人は途中で断念するでしょう。秘密で教えましょう!背割りをしておくのです。直径の3分の1は深さが必要です。そうしておけばあら不思議!スカンッ!と割れるんです。
   
そして、燃やして下さい。・・・・すぐ燃え尽きます。置き火にならないのです。だから火が落ちてしまわないように、しょっちゅうくべなければいけません。薪のストックは広葉樹の場合の2割り増しで考えておかないと、寂しい早春を迎えることになります。
   
それでも今年もやはり力尽きてしまいました。少し不足しているのは分かってるんですが・・・・・。

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