古民家の三和土(たたき)の土間は外部環境と内部生活との中間領域です。外であり内でもある。日本独自の美意識でしょう。
土を何度も付き固めた三和土。石灰と石膏が主成分のセメントに砂を混ぜて水で捏ねたものがモルタルです。現代版の三和土をこれで表現します。乾燥割れ防止にワラスサをたっぷりと混ぜ、仕上げにワラスサを撒きながら木鏝で均します。
藁を建築に用いると、なんとも言えない郷愁が漂います。農耕民族としての奥深いところの感覚に触れるからなのでしょうか・・・・。
PDOと深く親交のある家具デザイナーの林秀行氏。新宿OZONEにあるにっぽんフォルムでは、彼のデザインした家具アグラスツール、座椅子など)が日本人の暮らしに馴染む家具としても紹介されています。
そんな林氏からこの春、ビールグラスやワイングラスなど、ガラスに限定した新作を8タイプ商品化するとの連絡がありました。
Web上でそれぞれのコンセプトや試作品などを見ることが出来ます。興味のある方はぜひご覧になって下さい。
林秀行デザイン事務所(Information)