1983年に軽井沢の南ヶ丘に建築された「ハーモニーハウス(設計/吉村順三)」。音楽家を目指す若者たちのホールや合宿施設として活躍してきました。
近年、維持管理等の問題で取り壊しの危機にありましたが、今年からカフェ&シェアハウスとして蘇ることになりました。
カフェの名は「エロイーズカフェ」。エロイーズとはこの建物のオーナーであったエロイーズ・カニングハムからきています。
用途地域の関係で店舗面積が50㎡までという規制があり、カフェスペースは1階のみとなっていますが、内装はハーモニーハウスの頃のイメージを継承しています。
低く抑えられた天井に南面の大開口。圧迫感はなく包み込まれる感じです。ゆったりとしたソファ席で朝食などをいただきます。
2階の音楽ホールや宿泊棟なども見学自由です。
人々に大切にされ今もなお生き続ける建築。また会いに来れるという喜びがあります。
中村が何年も前に描いたスケッチです。八ヶ岳の森の土地開発デザイン。
先月末、地方への移住促進、地方創生推進ための国民会議が発足しました。『そうだ、地方で暮らそう!』国民会議
産官学が協力して、地方移住しやすい環境を整える計画だそうです。
八ヶ岳南麓を抱える北杜市では近年移住者が増えていますが、家を建てるための土地供給や空き家の活用などは、とても寒々しい状況で受け入体制が整っているとはいえません。
当たり前のことですが、家を建てるには土地が必要。土地探しの段階からご相談いただくことも多いのですが、なかなかお勧めできる土地がないのが実情です。
5年、10年先を見越した、良質な土地開発・供給が必要となってきます。フェローの森の夢。実現に向けての小さな一歩を踏み出すときが来ているのだと感じます。