2015.10.14

オスカー・ニーマイヤー展

できごと

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ブラジル人建築家、オスカー・ニーマイヤーの回顧展に行ってきました。
  
今まで本やDVDなどで建築作品を見てきましたが、ここでは彼の思想や時代背景についても触れることが出来ました。
  
一躍有名となったのは「ブラジリアの都市計画」です。(1950年代)その後ブラジルが軍事政権時代に入り(1964年~1985年)、共産主義者であることから国内での設計活動を禁じられ、20年もの間フランスに亡命しています。
  
激動の時代を生き、2012年に104歳で亡くなるまで実に様々な建物を設計しました。住宅、美術館、大聖堂、国会議事堂、道路やトンネルまで・・・生涯に手がけた数は2000とも言われています。
  
会場には30分の1スケールの実作模型があります。横になって見てみると空間の疑似体験ができるというものです。
  
曲線美の美しい作品は「いつか見てみたい」、そう思うものばかりでした。

2015.10.09

1枚の楽譜から生まれるもの

デザイン道

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作曲家、指揮者、そしてオーケストラ。曲の解釈により、演奏は変わってきます。建築家、現場代人、職人の関係も同じではないでしょうか。
  
建築家が魂を込めたところを汲み取り、互いの違いを認め、つないでいく。そういう共同の建築活動である訳です。
  
環境を意識し、風景の中にあることを忘れないこと。家はそこで営まれる暮らしを包み込む、繊細な器です。
  
はじめて敷地に立つ中村。物語は、1枚のスケッチから始まります。

2015.10.07

暖炉のある暮らし

できごと

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10月に入り、朝晩もだいぶ涼しくなりましたね。
  
空にひらく三枚屋根の家は庭も整備され、竣工時よりもさらに魅力を増しています。本格的な秋を迎える前に撮影に入らせていただきました。
  
窓から見える景色、暖炉の炎。落ち着いた照明のもと、流れる音楽もまた心地よく聞こえます。

2015.10.07

水引花盛り

森づくり

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PDO野草の丘は野草コーディネーターの広岡さん監修の元進めています。一朝一夕にはできません。本格的には次の春からになります。
  
5月に私が敷地内から移植したミズヒキが花盛りです。アプローチ小路の脇に群生をイメージしました。狙い通りに見事な華やかさです。
  
野に咲くミズヒキはほとんど気に留められることもないでしょう。「群生」という人為操作で、人の情感に訴える「美」が創出されました。

2015.10.01

パッシヴデザイン

できごと

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八ヶ岳スタジオの外壁です。パッシヴデザインは自然との応答を考えるデザインです。土着的、縄文的とも言うのでしょうか?
  
外壁のジョリパット色はスタジオ敷地の土の色から決めています。壁に埋め込まれているのは、石タイルをつくるため、八ヶ岳の石をスライスして残った耳の部分です。
  
ライトアップされると玄起さん作のオブジェとともに縄文的な雰囲気を醸し出しています。

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