2016.01.21

空間検討のプロセス

デザイン道

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平面図、断面図がおおよそ決まった時点で、3D検討に移ります。
 
木構造を空間に露出することで力強さや合理性を表現します。なので架構計画も同時にすることになります。
 
軒天井、天井の高さや形、視線の先にある窓の位置、大きさ、仕上げ素材選択など、3次元でデザインをします。
 
それを再び2次元図(平面、立面、断面)に反映させていきます。
 
オーナーへの図面説明も容易です。特に訓練を受けているわけもないでしょうから、2次元図面を見て空間をイメージすることは無理です。3D図はとても有効なデザイン意図説明ツールでもあります。

2016.01.20

立体的平面図 

デザイン道

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「家の中は段差なしで」とご要望されるオーナーは多いです。時代はバリアーフリーです。
  
それでも自然環境豊かな高原地では、多くの場合土地は傾斜していますからそれに沿うように床をスキップさせたり、基礎工事のコスト合理性を高めるためにも、段差をうまくデザインすることも多いのです。

トイレ、浴室などの水回りと寝室のとの経路の途中に段差などがあるのは危険です。一方で、キッチン・ダイニング・リビングなど、明るい昼間に活発に動き回る空間では、むしろ足腰を弱らせてしまわないように、感覚を鈍らせてしまわないように、危険ではない範囲で床がスキップ状になっていたりするのも良し、とするご要望も多くいただきます。
  
地面との連続性がほしいとの要望をいただきました。土間リビングのある家を計画しました。キッチンからもリビング越しに庭が見たい。室内が庭とつながっていく棚田状の空間構成と、水回りと寝室は段差なく安全な経路であることを、うまくプレゼンテーションするために 「立体的平面図」を作りました。平面図を厚紙に貼り付けて切り抜いただけ・・・10分で完成。説明効果抜群です。

2016.01.18

雪かきの腕がなる

できごと

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八ヶ岳や軽井沢の高原地は太平洋側気候ですから、例年それほど多くの積雪はありません。それでも今年は全くないことに物足りない冬を過ごしていました。
  
夕べから予報通りの雪になりました。今朝の時点で標高1100mのわがヘムロックヒル(家の名前です)で積雪30センチといったところでしょうか。実にわくわくいたします。今はふわふわですから多少圧雪する明日の方が雪かきは効率よいでしょうね。
  
スタジオまでは今日は行けません。ゆっくりとデザインの構想でも練ることにします。

2016.01.15

道はつながっている

デザイン道

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初版は1996年。手にしたのはその年だろうか。
 
ちょうど20年くらい前。今思い返すと、自然が豊かな地で暮らそうと、都会から森への移住を、心の中で決めた頃だった思う。
 
私自身、何かと京都にはご縁があるし、あらためて著者プロフィールを眺めてみると、吉村順三先生の事務所にもいらした方のようだ。
 
本を開くと、序文にこう書いてある。「この本は・・・とびきりの贅沢な暮らしをするための本である」

2016.01.13

旅の予定

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感覚を刺激された時には潜在されていたアイデアがあふれ出ます。旅は刺激に満ちています。
 
そろそろ旅の虫がむずむずしてきました。北欧にまた行きたいな・・・・・。アールトやアスプルンドに会いに行こう!
 
前回の北欧旅行は2006の秋でした。もう10年も前なんですね。初夏に計画をしましょう。

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