ご主人は雑木林の中での環境との一体感、奥様は富士山、甲斐駒などの眺望を重視。そんなご要望を持つ、オーナーご夫妻からの建築相談を受け、さっそく中村と敷地を訪れました。
敷地に赴き、まずは鳥瞰的にエリアの地勢、脈、レイラインを読む事前調査から始まり、法規制を踏まえて土地の制約条件などを整理します。
現地では、遠景・中景・近景と、環境との関係性を探求しながら、植生や動物の気配、光や風の抜け方、見えない地面の中のことなど、様々な要素を丁寧に読み込んでいきます。
家と環境との対話、オーナー家族の暮らしをイメージし、その場に存在されるべき、家のかたちをスケッチする。
客観視と直感視を同時に行い、持ち帰らないことが大事なのです。
カーテンや壁紙などを取り扱うサンゲツの東京ショールームが、今年の夏から品川に移転しました。以前の赤坂ショールームに比べて1.5倍の広さとなり、ゆとりあるスペースの中で素材選びが出来ます。
他にもカーペット等の床材や、椅子の張地なども取り扱っています。
例えばお使いのダイニングチェアの張地だけを変えてみるのも気分が変わりますね。
さらに大版セラミックスラブなどの新素材の展示もありました。
日々進化する建築素材。良いものは取り入れていきたいです。
最近雑誌などで見る機会が増えたバイオエタノール暖炉。煙や煤が出ない新しいタイプの暖炉です。
燃焼時に発生するのは二酸化炭素と水分だけ。一般的な石油ストーブと同じ扱いのため、壁に組み込んだとしても煙突を設ける必要がありません。
ただ、気になるのが暖房能力ですね。機種によって異なるものの、おおよそ3.5~4.5kW程。
薪ストーブと比較してみると・・・
アンコール:15.6kW
イントレピッドⅡ:7.8kW
JOTUL/F483:10.0kW
※最大出力
主暖房としては物足りなさがありますが、セントラルヒーティングなどと併用して補助暖房として考えれば十分検討出来そうです。煙突がない分、外に逃げる熱がないこともメリットと言えます。
特に炎を気軽に楽しみたいという方におすすめです。
バイオエタノール暖炉/エコスマートファイヤー
http://www.ecosmart-fire.jp
これから寒い寒い季節。だからこそストーブライフを楽しめます。先日お引渡ししたオーナーからもあふれるようなおいしいメールが届きました。
キッチンと連続して配置した薪ストーブは暖房はもとより、優れた調理用器具として、活躍しているようです。直火にこだわってグリルでダッチオーブンも使用できる、ガスのレンジはお引渡し後全く使用していない!そこまでのことは全く想像もしていませんでした。仕組んだ私たちですらやった事の無い調理器具の駆使と内容・・・。
以下、オーナーからのメールそのものを抜粋します。(コピペです)
「・・・・・・・・・もうひとつ、なにを作ってもおいしい話の続きですが、たとえば、スクランブルドエッグ、本当においしくできます。ティファールのテフロンフライパンで、バターもなにも使わず、フライパンの上に卵を2つ割って、適当に混ぜてるだけです。ちょっと柔らかめで、加熱中止。びっくりするほど、おいしくできますので、ぜひ、お試しください。
また、ロースト肉ですが、ストーブの温度が、まだ250度くらいある熾火になったばかりのところ、というか、高温の熾火のところへ、ダッチオーブンに入れたお肉の塊を投入。お肉のサイズにもよりますが、500グラムぐらいだと、10分から12分くらい。その後、状態にもよりますが、ストーブから出して余熱で加熱。今朝は、犬たちに、豚肉の塊を焼いてやったのですが(国産は高いので、おもにカナダ産)、めちゃめちゃおいしくできて、私たちも、お相伴しました。お試しください・・・・・・・・・」
私たちももっと遊ばなくてはいけません。