2016.02.02

階段下地

デザイン道

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階段は単に空間の立体移動という機能、ということではありますが、その機能表現のデザインにはいつも、思い悩みます。おそらくこの仕事をつづけるかぎり、ずっと悩むと思います。
 
「ブックカフェの家」では本棚と一体化させ、昇降の途中からも本の出し入れができ、2階空間との一体感を表現することが要望されています。
 
まずは階段の造作です。水下棟梁の腕の見せ所。美しい下地組ができていきます。「このまま終わりにしてもすごい面白いね!」私もHEさんも感心しきり。

2016.02.01

Hello

できごと

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雪が降ると、自然とゆきだるまをつくってしまいます。不思議ですね。なぜかつくらずにはいられないのです。雪が降るたびにそんな気分になるわけですから、PCの写真フォルダの中には歴代のゆきだるま達がいます。ちなみに今回はニヒルな表情に仕上げてみました。
 
次の朝になると、ゆきだるまの足元がぐずぐずに溶けていました。心なしか前回より溶けるのが早い気もします。少しずつ春へと向かっているのでしょうか。
 
冬さん。美しい銀世界は十分楽しみました。今では芽吹きの季節が待ち遠しいです。
 
そんなわけで『春よこんにちは!』と期待を込めて、彼をハローこと『春朗』と名付けることにしました。

2016.01.29

なんて古い

できごと

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古い家屋を取り壊して、新世代が新たに家をつくります。思い出がいっぱいです。
 
とても面白い広告が壁に張ってありました。1975年と書いてあります。もう40年も前の高峰高原スキー場の案内です。
 
時代の空気が詰め込まれています。なぜか2乗りの自転車に若い男女が・・・。雪の上を自転車でスキー場に行くなんて・・・。そもそもスキー靴でこぐことができるんだろうか?すごいサイケデリックな服装だ。振り向いた顔が老けて見えるのはなぜ?この時代のデザインは理屈ではなく雰囲気を大切にしたのでしょう。いつまで見ていても見飽きない味わい深さがあります。
 
古い家屋のオーナーも40年前は若者だったんですね。「デザインは時代を映す鏡である」と学生時代に教わりました。それでもこの価値観の変わりようには目を見張ります。
 
でも、建築、それも住宅デザインは100年価値が変わらないものをつくりたいのが私の望みです。

2016.01.27

できごと

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見事なガラス工芸です。19世紀末芸術、アールヌーボーでは動植物の有機的な姿をモチーフにさまざまな技法が駆使されました。
 
さて、この作品は我が家ヘムロックヒルの年に数回しか見ることのできない氷の華です。山への移住前に設計された20年前の家では、窓はオールシングルガラスです。そのおかげで氷点下10度ともなる真冬の朝、浴室の窓にこの華は咲きます。
 
今日が休日ならばこの華がはかなく消えていくさまを鑑賞しながら朝風呂を楽しんだところです。

2016.01.25

春が待ち遠しい

森づくり

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八ヶ岳スタジオは「うずまきスタジオ」と命名されました。DNA2重らせん始め、自然界の成り立ちはうずまきに満ちています。
 
うずまきスタジオの鳥瞰図をドローイングしました。スタジオ周辺は湧水や清流、野草の群生地、千年樹齢のトチなど生命感に満ち溢れています。
 
これまでも徐々に整備してきていますがこの春からいよいよ野草家の広岡芙美恵氏の指導のもと野草の丘の整備も本格化します。
 
潜在植生の森創りも成果が目に見えてきました。春が待ち遠しいです。

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