2016.02.20

形から見えること

デザイン道

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SnowBell Houseの敷地で見つけた切り株。面白いかたちに惹かれて、近寄ってみると、はっきりと年輪が見える。
 
ざっと数えて樹齢40年くらい。新オーナーご夫妻が受け継いだ、この土地の履歴でもある。
 
当時の気候、敷地内への陽の差し方。周辺の樹木たちとの関係。そんなことに思いを巡らすことも敷地に足を運ぶ、楽しみの一つ。
 
大きなデザイン。そこに流れているものと環境が自然なデザインをつくっていく。

2016.02.18

堅牢な軒天井

デザイン道

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キツツキはどうして軒天井をつつくのでしょう?別荘オーナーの悩みです。常時人が暮らしていれば、あの特有のドリル音がすれば、窓を開けて「こらぁあー!」と叱れば、「ゴメンナサーイ」といって逃げていきます。数回繰り返していれば「あの家は怖い」とキツツキも覚えますからもう来なくなります。
 
問題は週末住宅です。ことに八ヶ岳西麓は被害が多いです。気に入られればやられ放題。修理しにくい軒天井は特に困ります。
 
最近では「どうにかならないか?」と相談されることが多くなりました。多少優美さはなくなりますが、屋根と同材のガルバリューム鋼板を張ることもします。とても堅牢な仕上がりとなります。

2016.02.16

PDOスペックドローイング―基礎―

デザイン道

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家の耐久性に最もかかわるのが基礎です。
 
5ポイントにおける地盤調査を根拠として最終的に設計されます。絶対に凍土とならない深さまで掘り、築く必要があります。根入れ、と言います。
 
強固な地盤であれば「布基礎」構造です。また、地中の湿気を家に入れてしまわないように、全面の防湿コンクリートの施工は必須です。
 
周辺状況、試掘などをし、伏流水を排除する暗渠排水工事もすることもあります。
 
最近では多くの工事店で基礎断熱をするようになりました。基礎の外面に施すのはコスト、性能にメリットはあっても蟻の営巣を防ぐため、絶対にやってはいけないことです。

2016.02.13

渋谷の大自然

できごと

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新しくお声掛けいただいたご夫妻を訪ねました。渋谷駅は祝日と言う事もあり、多様な人の雑踏の渦でした。そこをほんの10分も抜けるところにある、金王八幡宮。むやみに触れてはいけない「気」の存在感を感じました。
 
職業柄といいましょうか、場の発する「気」について常日頃から感情をひらいています。すごいものを感じました。
 
幹が空洞化してしまった椎の木。私の見立てでは樹齢500年はあるでしょうか。裏に回ると「場」がありました。今日は手向ける花の一輪も持ち合わせていません。
 
雑踏の渦と全く違う次元の時間がここには流れていたのでした。

2016.02.12

敷地で感じとる

デザイン道

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二地域居住を検討されはじめ、ご連絡くださったご夫妻。お会いする前日に、中村とまだ雪の残る敷地を訪れました。
 
この地に住まいを建築する理由。自然環境が求めているもの。それと感じ取った上で、未来の住まい手からのご要望をお聴きする。
 
設計提案をさせていただく前の大事なプロセスです。

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