「北庭の家」を建築実績に公開しました。
北向きのLDKから順光の明るい庭を望む家です。
建物の南北にウッドデッキを設け、庭とゆるやかに繋がります。
土地には必ずメリットとデメリットが存在します。
良いと感じたところはその魅力をどう活かすか考えます。
眺望が良ければダイナミックな開口部を設け、
森の中では木漏れ日を取り込み穏やかな景色を楽しめます。
一方で気になる所は建築的工夫で対策を練ります。
水や風など自然の流れに抗えばしっぺ返しを受けることになります。
建築的工夫はこれらを受け流すことがポイントです。
初めて土地を訪ねた時のインスピレーションを大切にしています。
玄の家で薪ストーブの煙突掃除を行いました。若干湿った薪もあったのか、コンビニ袋一杯分くらいの煤がありました。
乾いた薪を使い、良好な燃焼温度で使用していると、別荘使いであれば2〜3年に一度くらいの頻度でも大丈夫です。
ただ、湿った薪で低温燃焼を続けると数日で煙突を塞ぐほと急激に煤が付着することがあるので要注意です。
いつものように燃焼しなかったり、度々煙の逆流があるようでしたら、メンテナンスをした方が良いかもしれません。ご心配な時はご相談ください。
「星が奏でる家」を建築実績に公開しました。
家のタイトルに込めた想いと重なり、
夜景撮影では星空との共演も実現しました。
日本には約1300年前に建立された法隆寺をはじめ、築数百年に及ぶ木造建築が数多く現存しています。
構造デザインという視点でこれらの建築に焦点を当てた展覧会を見てきました。
模型を通して先人の知恵や熟成を重ねてきた建築技術に触れることができます。
法隆寺 五重塔 積み上げ構造
東大寺 南大門 挿肘木(さしひじき)
錦帯橋 アーチ構造
白川郷合掌造り民家(旧田島家) 接合部ディテール
エバーフィールド木材加工場(2024年竣工) 木造レシプロカル構造
※部材同士が支え合うことで釣り合いを保つ構造
理に適った骨組みは力学的に安定をもたらすだけでなく、
構造美となって建築の象徴にもなっていることが分かります。
温故知新、伝統建築から今後の展望まで触れることが出来ました。