滋賀出張の帰りにたねやグループのラコリーナ近江八幡を訪れました。
今回が2度目、2年ぶりです。
イタリア語の「丘」という意味をもつラコリーナ。
八幡山から連なる丘が広がっています。
藤森先生が手がけるラコリーナは大きな意味での環境と応答しながら進化を遂げています。
“実り豊かな森の中で人と自然を繋げる”というコンセプト、
「食」と「建築」という分野の違いはあれどオーケストラPDOの目指すところでもあります。
「建築」が生まれる土壌に何を見ているか。
人の関係性をどう捉えているのか。
伏流水や季節の風など風景をつくる見えない要素があり、
人と人を結びつける「流れ」、時に分断もさせる「流れ」はそこには存在します。
土地と住まい手家族に流れているものを感じること。
家づくりはここからはじまっています。
「パッシヴデザイン」の奥深さ。
オーケストラのメンバーのセッションは2018年も続きます。
夕暮れの静かでしっとりとした時間です。
木々の間から見える南アルプスのシルエットにウットリします。
今は5時ころになるとすっかり日もくれ、うずまきスタジオの周りは真っ暗になります。
これは都会では体験できない、とても素敵な本物の夜の暗さです。
外から中へ、まるで次元をも超えたような感覚になるとんねるのある家。
この1枚の写真が物語ってくれるでしょう。
完成写真、まもなくHPにて公開です。
Photography by Makoto Matsumura
千曲川の源である北相木村では、樹齢100年を超える健康なカラマツ巨木が多数自生しています。村をあげてこのカラマツの有益な利用方法を模索しています。
「無垢の板を使いたい!」
とご要望されたオーナーのために、この家の階段にカラマツを採用してみました。
通常の認識と違い緻密な木理、手触りの良さ、色、素晴らしいです。
思わず、ほおずりしたくなるような美しい階段となりました。
ご家族とワンちゃんが集う"非日常"を楽しむ空間として、
快適な自然環境の中で豊かに暮らす家が、完成しました。
Snowbell House まもなくHPにて公開です!お楽しみに。
Photography by Makoto Matsumura