2018.03.09

Dual Life通信ーONとOFFとー

その他

(写真:八ヶ岳の夜空)
PDOのお客様の多くは、デュアルライフ、トリプルライフをされている方です。
都会や海外で仕事をし、週末やお休みの際に軽井沢や八ヶ岳で過ごすという暮らし。
かくいう私自身も平日は東京で仕事をし、金曜日の夜には八ヶ岳にいるという暮らしをしています。

移動が多くて大変? 落ち着かない?
いえいえ、やってみると、とてもONとOFFの切り替えがはっきりとし、心も体も切り替え上手になりました。
刺激的で人工物に囲まれ夜も明るいネオンいっぱいの喧噪の地から、静かで暗闇と星空が広がる自然豊かな八ヶ岳に、自分を戻す。
正反対ともいえる環境の拠点を行き来することの最大のメリットは、この気分の切り替えと言えるかもしれません。
ONとOFFは、どちらも大切で、どちらも必要なんです。

さて、東京と八ヶ岳の移動は、電車でも車でも2時間くらい。
本を読んだり、お仕事したり、睡眠不足を補っているうちに、あっという間に到着という感覚です。
この移動している間に得られる自分だけの時間は、とても貴重でとても豊かな時間なんです。
そして何より八ヶ岳に向かう間のワクワク感は、毎回やみつきになります。

それでは続きは、また次回に。

2018.02.13

Dual Life通信-はじめに―

その他


デュアルライフ、トリプルライフという言葉が、聞かれるようになってきました。
PDOのオーナー様やご相談にいらっしゃるお客様も、デュアルライフやトリプルライフを求めていらっしゃる方たちがとても多いです。その拠点は、いまや国内、海外を問いません。

一か所だけの住まいから、複数の生活拠点を同時に持つという暮らし方。
もちろん、昔から言われている別荘やセカンドハウスという形も、もちろんデュアルライフの一つです。
ただ、デュアルライフといっても、一つとして同じものはなく、各拠点の居住をどうとらえて作るのか、そこに何を求めるかで、それぞれの個性がでてきます。

PDOのお客様たちの多くは、そのデュアルの一つに、軽井沢や八ヶ岳を選択されている方たちです。かくいう私もその一人。
これからデュアルライフのいくつかのあり方を、このHPでつづっていきたいと思っています。
お楽しみに!

2018.02.11

場に立つ -時のデザイン-

デザイン道

敷地から浅間山が臨める林間の別荘地。
建築計画の相談をいただき対話を重ねています。あらためて土地を訪ねました。

美しい景観はその美しさを構成している要素がありその場の空間に線を引き内と外をつくる行為が建築でもあります。

一方でランドスケープデザインには「時のデザイン」という視点も大事です。流れを捉えて応答するパッシヴデザインのひとつ。

内側での営みと外側との関係性づくり。
閉じたり開いたりしながら変化していくありさま。自然はたくさんのことを教えてくれています。
意図を持って動きはじめ、意図を消していくプロセス。そこに生まれてくるものを愛おしむ気持ちがまた次の流れをつくりはじめます。

2018.02.01

サンプルづくり ー灰墨モルタル仕上げー

その他



設計中の建物の床でコンクリート仕上げを予定しています。
色粉を混ぜたり藁入りモルタル仕上げもありますが今回は灰墨を使う計画です。


セメントと灰墨の配合割合を変えて2:1と4:1の2種類つくりました。1日置いて乾くと色の違いがはっきりしてきます。

おすすめは・・・

次回打合せでサンプルをご覧いただき決定です。

2018.01.13

冬枯れの植物たち ー地面の下を想像して応答するー

森づくり



細川庭店とARBOR GARDENの平井さんらが手がけたたからばこ家の造園です。
家に続くアプローチ脇の多年草の植物たちの冬姿。

通常寒くなる前の11月〜12月頃に切り戻しを行うことが多いですが今回はあえて残して春前に切り戻しを行う予定なのです。
平井さんによると野草の種類や環境によって適した時期もあるようです。

生きている植物、なかなか教科書通りにはいかないことも多いですね。
実践での経験で学んできたことを活かしつつ、ひとつだけのその敷地環境と対話しながら庭づくりを進めます。
力ずくではないパッシヴなランドスケープデザインや庭づくりがPDOの流儀です。

p.s. ちなみにポスト前の自然石の踏み石は後から設置したもの。平井さんのさりげない心遣い、愛情です。

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